ミュージカル『マイ・フェア・レディ』(2021)


あらすじ

コベント・ガーデンのロイヤル・オペラ・ハウス。終演後、劇場から流れ出てきた紳士淑女は、われ先にとタクシーを呼び止めようとしている。そんな人々にスミレの花を売り歩いているのはイライザ・ドゥーリトル(朝夏まなと/神田沙也加)。煤と埃にまみれお世辞にも魅力的とはいえない。タクシーを拾うのに気をとられていたフレディ(前山剛久/寺西拓人)はイライザにぶつかり、売り物の花が散らばってしまう。思わずフレディと母のアインスフォードヒル夫人(伊東弘美)を怒鳴るイライザ。その言葉はロンドンの下町言葉・コックニー訛りがひどく、とても聞けたものではない。

そこへ通りかかったヒュー・ピッカリング大佐(相島一之)はイライザに花を売りつけられるが、その一部始終を物陰で手帳に書きとっている男がいた。男の正体は言語学者のヘンリー・ヒギンズ教授(寺脇康文/別所哲也)。あまりにイライザの話し言葉がひどいので、研究用に書き取っていたのだ。自分なら6か月以内に宮殿の舞踏会で踊る貴婦人に仕立てさせてみせる、と豪語するヒギンズの言葉に、イライザは興味深いまなざしを向ける。やがて意気投合したヒギンズとピッカリングは去っていった。

ヒギンズから思わぬ多額の稼ぎを手に入れ、上流社会の生活を夢見るイライザ。そんな彼女の前に清掃作業員の父アルフレッド・ドゥーリトル(今井清隆)が現れる。いつも娘から金をせしめようとする酔っ払いの父親にうんざりのイライザだが、そこは父娘の情。娘から銀貨1枚を受け取って、ドゥーリトルは大手を振ってパブへ入っていった。

翌日。ウィンポール・ストリートにあるヒギンズ家の書斎。ヒギンズはピッカリングを相手に研究成果を聞かせているところ。そこに家政婦のピアス夫人(春風ひとみ)が来客を告げる。やって来たのは精一杯の盛装をしたイライザ。レッスン料を払うからちゃんとした花屋の店員になるために話し方を教えてほしいというのだ。そこでヒギンズは、ほんの思いつきだった、《下町娘を貴婦人に仕立てあげる》を実行に移すことにする。ヒギンズの大言壮語につられたピッカリングはそれまでにかかる費用を全部賭けようともちかける。

こうしてイライザの奮闘が始まった。来る日も来る日も発音の練習を続け、そしてある日、とうとう正しい発音をマスターしたイライザ。勝利の喜びに浸るヒギンズは、早速、母親(前田美波里)がボックスを持っている、紳士淑女の社交場・アスコット競馬へイライザを連れて行くことにするのだが・・・。

公演情報

上演スケジュール

【東京公演】
2021年11月14日(日)~11月28日(日)
帝国劇場

【埼玉公演】
2021年12月4日(土)
ウェスタ川越大ホール

【岩手公演】
2021年12月10日(金)~12月11日(土)
盛岡市民文化ホール

【北海道公演】
2021年12月17日(金)~12月20日(月)
札幌文化芸術劇場 hitaru

【山形公演】
2021年12月25日(土)~12月26日(日)
やまぎん県民ホール(山形県総合文化芸術館)

【静岡公演】
2022年1月1日(土)~1月3日(月)
静岡市清水文化会館マリナート

【愛知公演】
2022年1月6(木)~1月7日(金)
愛知県芸術劇場 大ホール

【大阪公演】
2022年1月12日(水)~1月14日(金)
梅田芸術劇場 メインホール

【福岡公演】
2022年1月19日(水)~1月28日(金)
博多座

出演

朝夏まなと/神田沙也加(Wキャスト)
寺脇康文/別所哲也(Wキャスト)
相島一之
今井清隆
前山剛久/寺西拓人(Wキャスト)
春風ひとみ
伊東弘美
前田美波里

辰巳智秋
吉田要士
鎌田誠樹
伊藤俊彦

大音智海
川島大典
酒井良太
菅谷孝介
田中秀哉
東山竜彦
森雄基
赤坂麻里
大月さゆ
小川夕姫
木村晶子
木村桃子
鈴木結加里
舩山智香子
堤梨菜
町屋美咲
森田万貴

スタッフ

脚本・歌詞:アラン・ジェイ・ラーナー
翻訳・訳詞・演出:G2
音楽:フレデリック・ロウ
振付:前田清実

ほか

主催

東宝

公式リンク

公式サイト:https://www.tohostage.com/myfairlady/flyer.html
公式Twitter:@toho_stage

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