『ネバー・ザ・シナー -魅かれ合う狂気-』


あらすじ

1924年、夏――。
アメリカ全土は、数年前に施行された禁酒法の最中にあり、混沌としていた。
そんな中、イリノイ州シカゴで全米が注目する、ある裁判が始まろうとしていた。
裕福な家庭に生まれ育ち、共にエリートと呼ばれたローブとレオポルドが起こした衝撃的な殺人事件。それは当時の世論に「未成年によって行われた犯罪では史上最悪である」と言わしめたほどのものだった。

事件の数年前にシカゴ大学で運命的な出会いを果たした二人は、互いの才能に魅かれ合い信頼関係を深めていた。犯罪小説にのめりこみ空想の中で<完全犯罪>の実行を夢見るようになっていたローブと、愛鳥家でニーチェの<超人主義>に傾倒していたレオポルドは、共謀の末に遂に事件を引き起こす。顔見知りの少年ボビー・フランクスを誘拐し、殺害。身代金目的の誘拐を偽装しようと様々な工作を施すが、それは<完全犯罪>には程遠い、稚拙なものだった。警察の捜査の手が及び、やがて彼らは犯行を自白する。明らかになる驚愕の動機、揺らいでいく二人の信頼関係。

二人の命運を握る名うての弁護士・ダロウは驚きの手法で情状酌量の判決を狙うべく奔走するが、厳格な検事・クロウは彼らに厳罰を下すべく毅然と立ちはだかる。

裁判で暴かれていく二人の秘密の関係、そして下される判決・・・。
犯した罪と向き合った時、二人の心に去来する思いとは――。

公演情報

上演スケジュール

【東京公演】
2021年9月2日(木)~9月12日(日)
品川プリンスホテル クラブeX

【大阪公演】
2021年9月18日(土)~9月19日(日)
COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール

出演

辰巳雄大(ふぉ~ゆ~)
林翔太

荒木健太朗
前島亜美
山岸拓生(拙者ムニエル)
姜暢雄
磯部勉

スタッフ

作:ジョン・ローガン
演出:君塚良一
ほか

企画・製作

ミックスゾーン

公式リンク

公式サイト:https://www.nts-stage.jp/
公式Twitter:@nts_stage

 



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