2020年5月30日~6月20日
目次
黙阿弥の傑作戯曲が大舞台を駆け抜ける
江戸時代。
刀鑑定家・安森源次兵衛の家は、何者かにお上の宝刀・庚申丸を盗まれて断絶となっていた。
ある時、立身出世を目論む釜屋武兵衛は、巡り巡って木屋(刀剣商)文里のもとにあった庚申丸を金百両で手に入れる。
しかし文里の使用人・十三郎は、その取引の帰り道、夜鷹(街娼)・おとせと出会い、受け取った百両を紛失。思いがけず百両を手にしたおとせだったが、十三郎を探す道すがら、女装の盗賊・お嬢吉三に百両を奪われてしまう。
様子を見ていた安森家浪人・お坊吉三は、お嬢吉三と百両を巡って争うが、そこに元坊主・和尚吉三が現れる。
彼がその場で争いを収めたことで、三人は義兄弟の契りを結ぶ。
また、失意の十三郎は、川に身投げしようとしたところを、和尚吉三の父・伝吉に拾われていた。訪れた伝吉の家で、彼はおとせと再会し・・・。
一方、吉原の座敷では、文里がお坊吉三の妹で花魁・一重に想いを寄せていた。
人柄で評判の文里だったが、彼には妻子があった。
文里の求愛を一重が拒みつづけていたある日、文里は、ある決意を座敷で語りはじめる。
詳細情報
公演期間 | 東京:2020年5月30日~6月1日、6月4日~6月7日 長野:2020年6月20日 |
劇場 | 東京:東京芸術劇場 プレイハウス 長野:まつもと市民芸術館 主ホール |
キャスト | 内田朝陽 大鶴佐助 千葉冴太山田百梨 小日向星一 山﨑果倫 緑川史絵 森田真和 田中佑弥 高山のえみ 武谷公雄みのすけ 篠⼭輝信 緒川たまき 村上淳 |
スタッフ | 作:河竹黙阿弥 監修・補綴:木ノ下裕一 演出・美術:杉原邦生 ほか |
主催 | 公益財団法人東京都歴史文化財団 東京芸術劇場・アーツカウンシル/東京都/一般財団法人松本市芸術文化振興財団 |
公式サイト | http://kichisa2020.com/ |