2021年12月に日生劇場にて開幕を予定しているミュージカル『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~』のヒロイン、ユリア役を平原綾香とMay’nがWキャストで務めること、大阪公演・名古屋公演が行われることが、“北斗の拳の日”である9月13日に発表された。
原作「北斗の拳」において、ユリアはケンシロウの婚約者であり、ジュウザの異母妹、ラオウ、シンをはじめ多くの男たちが心惹かれる相手として描かれる女性。近年は『ラブ・ネバー・ダイ』『ビューティフル』をはじめミュージカルにも活躍の場を拡げている平原と、『ジャック・ザ・リッパー』『生きる』などに次々出演を果たしているMay’nが、それぞれこのヒロイン像をどのように表現するのか注目だ。
「北斗の拳」は「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて1983年から1988年まで連載された作品(原作:武論尊/漫画:原哲夫)。最終戦争により文明社会が失われ、暴力が支配する世界となった世紀末を舞台に、北斗神拳の伝承者・ケンシロウが、愛と哀しみを背負い救世主として成長していく姿が描かれており、連載開始から35年以上たった今でも多くの読者に愛されている。
“北斗の拳の日”は、この「北斗の拳」の連載が1983年9月13日に開始されたことを記念し、2018年一般社団法人日本記念日協会により認定・登録された。
この度のミュージカル化は、ホリプロが中国企業と共同プロデュースで行っており、音楽はアメリカの作曲家フランク・ワイルドホーン、振付は中国の国家第一級演出・振付家、趙明(ジャオ・ミン)、演出は石丸さち子、脚本は高橋亜子と、日米中の3ヶ国のクリエイターがコラボレーションして創作する。
ミュージカル『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~』は、2021年12月に東京・日生劇場にてワールドプレミア公演を行った後、2022年1月に大阪・名古屋の国内ツアー公演を経て同年秋に中国ツアーを行う予定。
コメント紹介
◆平原綾香
生まれる前から連載していた漫画であり、物心ついた時からすでに世界的に有名な作品だったので、ユリアの存在や「お前はもう死んでいる」などの台詞はもちろん知っていました。
今回、その作品がミュージカルになることも楽しみですし、日本発の新作に携わることが出来るのでとても幸せです。
音楽も書き下ろしの素晴らしい楽曲ばかり。ユリアが歌唱する曲も本当に良い曲で、今からワクワクしています。どんな風に歌えばいいだろうか、どんな風に表現したらいいだろうかと、心の中がすでに、あたたたたー!です。
中国ツアーもあるので、この作品で世界中の人たちに元気になってもらいたいです。私も、 ケンシロウたちと共に身体を鍛えて、最高のユリアをお届けします。
この作品はきっと、今までに観たことのない、初体験のミュージカルになる気がしています!
◆May’n
世界中で愛されている作品に、ユリアとして出演させていただけることになり、とても驚いています。
嬉しさと同時にプレッシャーもありますが、“誰もが心惹かれる存在”なユリアを魅せられるようにがんばりたいです。
日本のみならず、中国での上演も予定され、世界へオリジナルミュージカルを発信するという今作。多くの方に観ていただけることを期待しています!
あらすじ
―それぞれの宿命 それぞれの愛―
二千年の歴史を誇る北斗神拳の伝承者候補として修行に励んでいたラオウ、トキ(加藤和樹・小野田龍之介/Wキャスト)、ケンシロウ(大貫勇輔)の三兄弟。彼らの師父リュウケン(川口竜也)は、末弟のケンシロウを第64代伝承者に選んだ。
一子相伝の暗殺拳を守るべくその掟に従い、リュウケンは野心に満ちたラオウの拳を封じようと試みるも逆にラオウに殺害されてしまう。折しも最終戦争が起こり文明社会は崩壊し、世界は暴力に支配される時代となる。
ケンシロウは婚約者のユリア(平原綾香・May’n/Wキャスト)と共に暴力の世界を二人で生き抜いていこうとした日、南斗孤鷲拳伝承者のシン(植原卓也・上田堪大/Wキャスト)にユリアを強奪され、胸に七つの傷を刻まれる。絶望の中放浪の旅を続けるケンシロウ。
一方で世紀末覇者・拳王を名乗り、混沌とした世界を恐怖で支配しようとするラオウ。ケンシロウは次兄トキや南斗水鳥拳のレイ(伊礼彼方・上原理生/交互で役替わり)と出会い、ともに旅をする中、ユリアが失意の中でシンの居城から身を投げたことを知らされる。
ケンシロウは愛すべき仲間や強敵(とも)たちの哀しみを胸に、ラオウの恐怖に支配された世界に光を取り戻すべく救世主として立ち上がるのだった――!
ミュージカル『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~』公演情報
上演スケジュール
2021年12月 日生劇場
2022年1月 大阪公演・名古屋公演を予定
スタッフ・キャスト
【原作】漫画「北斗の拳」(原作:武論尊/漫画:原哲夫)
【作曲】フランク・ワイルドホーン
【演出】石丸さち子
【脚本・作詞】高橋亜子
【公演サイト】https://horipro-stage.jp/stage/musical_fons2021
【公式Twitter】@musical_fons
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