稲葉友の企画に大鶴佐助、泉澤祐希が参加『ともだちが来た』配役は当日コイントスで

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2021年10月から11月にかけて、稲葉友が企画・出演する舞台『ともだちが来た』が上演される。共演には、稲葉が直接誘いをかけた同世代の俳優・大鶴佐助と泉澤祐希(千秋楽日以外は回代わりで出演)が名を連ねた。なお、演出は俳優自身が行い、配役は当日舞台上にてコイントスで決めるほか、千秋楽の2公演は出演者と配役の両方を当日コイントスで決定する。

『ともだちが来た』は、1994年8月に京都にて初演された鈴江俊郎の作品。1995年には第2回OMS<扇町ミュージアムスクエア>にて戯曲賞・大賞を受賞した。登場人物は「私」と「友」の二人だけ。暑い夏の日に「私」を突然訪ねてきた高校時代の「友」は、「俺のこと忘れないでいて欲しいんだよ」と「私」に告げる・・・。

稲葉は、2019年に浅草九劇で行われた舞台『エダニク』に出演し、また同劇場で芝居をしたいと企画を考えていたところ、本作に出会った。また、同世代の俳優とこの芝居をしたいと思いから「戯曲を読んだ時、自然と顔が思い浮かんだ」という大鶴と泉澤に声を掛けたという。さらに、『エダニク』では稲葉・大鶴と共に舞台に立ち、『ともだちが来た』の出演経験も演出経験も持つ俳優の中山祐一朗が監修として参加する。

本公演は、“配役をコイントスで当日決める”という仕掛けになっているため、俳優たちは直前まで「私」か「友」、どちらの役で舞台に立つのか分からない。この挑戦に対し、稲葉は「すべて未体験なことですが、そんな企画に挑むことの背中を押してくれたのは『ともだちが来た』という作品そのものでした。」と作品自体への期待を寄せる。

また、大鶴は稲葉から声をかけられた際、「稲葉友くんが面白い催しを企んでるという噂が僕の耳に入った。確認してみると、それは僕が想像していたモノよりはるかに挑戦的な企画ですぐに飛びつきました」とコメント。

泉澤は「今回のお話をいただいた時は正直かなり迷いましたし、不安でした。舞台経験もそんなにない中、二役を演じなければいけないからです。ですが、稲葉さん、大鶴さんと楽しみながら演じていければと思います」と、三者三様、彼らにとって未知の作品作りを楽しみにしているようだ。

舞台『ともだちが来た』は10月27日(水)から11月7日(日)まで東京・浅草九劇にて上演される。チケットは、9月25 日(土)10:00より一般発売開始。

なお、『ともだちが来た』公式サイト先行(抽選)が、9月13日(月)23:59まで、ぴあプリセール(先行先着)が9月18日(土)8:30~9月20日(月)23:59まで実施される。

オンライン配信の予定あり。詳細は後日発表。

目次

あらすじ

蒸し焼きにされそうなある夏の日。
畳の上で部屋着姿のまま床にはいつくばる「私」の前に、高校時代の同級生「友」が現れる。
話を聞くと、自転車に乗ってずいぶん遠くから走ってきたという。
久しぶりの再会に喜ぶ二人は、じゃれあうように会話を楽しむ。
しかし、ふとしたはずみで出る「友」の言葉は、二人の間には埋めることのできない大きな溝が横たわっていることを気付かせる。
「友」は言う、「俺のこと忘れないでいて欲しいんだよ」と。
二人の長い長い、別れ話が始まる・・・。

『ともだちが来た』公演情報

上演スケジュール

2021年10月27日(水)~11月7日(日) 浅草九劇

スタッフ・キャスト

【作】鈴江俊郎
【企画】稲葉友

【出演】
稲葉友 大鶴佐助 泉澤祐希

【公式サイト】https://asakusa-kokono.com/list/2021/08/id-9572



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