2021年10月に狂言公演『狂言男師~月の章【呼声・棒縛】~』が上演される。本作は「花鳥風月」編の第1弾となる作品。
今回、2演目上演のうち、「呼声(よびこえ)」、「棒縛(ぼうしばり)」の「太郎冠者(たろうかじゃ)」役は、 狂言公演4回目の出演となる健人が演じる。
「呼声」、「棒縛」の「次郎冠者(じろうかじゃ)」役は今回狂言初挑戦となる大崎捺希が演じる。その他「呼声」、「棒縛」の「主(しゅう)」役には、岩崎孝次が引き続き出演する。
『狂言男師~月の章【呼声・棒縛】~』公演情報
上演スケジュール
2021年 10月10日(日) セルリアンタワー能楽堂
キャスト・スタッフ
【出演】
健人、大崎捺希、岩崎孝次、善竹大二郎
あらすじ
【呼声(よびこえ)】
主人に無断で休んだ太郎冠者。主人と次郎冠者は連れ戻すために太郎冠者の家に向かう。家の前で声をかける次郎冠者。家にいることがばれたくない太郎冠者は声を変えて居留守を使う。
今度は主⼈が声を変えて太郎冠者に声をかけるが、主人と分かった太郎冠者はまた声を変えて居留守を使う。太郎冠者を懲らしめたい主⼈と次郎冠者は「平家節」や「⼩歌節」を使って太郎冠者に声をかける・・・
【棒縛(ぼうしばり)】
外出中に家来の太郎冠者と次郎冠者に大切な酒を盗み飲みされて困っていた主人は、次郎冠者に「棒術、夜の棒」をさせたところを太郎冠者と一緒に両手を棒に縛り付け、そのあと太郎冠者も後手に縛りあげて外出する。
主人の外出後、酒を飲みたくなった太郎冠者と次郎冠者は縛られたまま酒蔵へ向かい、かろうじて動く手先で扉を開けて中へ入る。
しかし、棒に縛られている次郎冠者と後手に縛られている太郎冠者は酒を飲むことができない。
考えた2人は、互いに酒を飲ませ合う方法を見つけ出だす・・・。
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