ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン開幕!青学(せいがく)vs不動峰「僕たちから始まる、新しいテニミュ」

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ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン開幕!青学(せいがく)vs不動峰「僕たちから始まる、新しいテニミュ」

ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン 青学(せいがく)vs不動峰が、2021年7月9日(金)に東京・TOKYO DOME CITY HALLにて開幕した。初日前には公開ゲネプロと囲み会見が行われ、越前リョーマ役の今牧輝琉、手塚国光役の山田健登、橘 桔平役のGAKU、伊武深司役の土屋直武、越前南次郎役の中河内雅貴が登壇した。

テニミュ4thシーズンは、クリエイティブスタッフを一新して始動。脚本・演出は三浦香、音楽はYu(vague)、振付は遠山晶司(梅棒)が手掛けている。

また、新たな青学(せいがく)、不動峰キャストのほか、テニミュ初登場キャラクターとなる雑誌「月刊プロテニス」の記者・井上 守役として北代高士(1stシーズン 不動峰・橘 桔平役)、桔平役)、リョーマの父・越前南次郎役として中河内雅貴(1stシーズン 立海・仁王雅治役)を起用。2003年から育んできたテニミュの歴史と、新たな挑戦を同時に感じる座組が誕生した。

初日を迎えるにあたり、今牧は「いよいよ、という気持ちです。お披露目会、そして公演の稽古をしながら、ずっとみんなで楽しみにしてきました。でも、めちゃめちゃ緊張しています!がんばります!」とフレッシュな意気込みを見せた。

山田も「何ヶ月も稽古をしながら、パズルのピースを集めてきました。お客様に見ていただけることによってパズルが完成しますが、それはスタートでもあります。皆さんと一緒に、突っ走っていけたらと思います」と挨拶した。

GAKUは、緊張していると口にしながらも「やっとできるんだという高揚感と、舞台に立てるんだというありがたさでいっぱいです」と胸いっぱいの様子。土屋も「今、とても不思議な感覚です。お披露目会から公演に向けて稽古を積み重ねてきたものを振り返って、“やっと”という気持ちと“もう”という気持ちが入り混じっています」と心境を吐露。

そして、テニミュの1stシーズンからのカムバックとなる中河内は、「今までのテニミュとは違う、新しいミュージカル『テニスの王子様』が出来上がりました。お客様に観ていただくことで、さらに進化していくだろうという希望と期待を抱いています。そして、私自身よりも、みんながキラキラ輝きながら、一瞬一瞬を大事に大千秋楽まで無事に突っ走ってほしいなという気持ちでおります」と、後輩たちにあたたかい眼差しを向けた。

本作では、青学(せいがく)テニス部に越前リョーマが入学し、都大会の参加メンバーを決める校内ランキング戦、地区大会、そしてその決勝で当たることとなる不動峰との戦いが描かれる。新青学(せいがく)を代表して、山田は「とにかく勝ちにこだわります。手塚が言った『僕たちの代で青学(せいがく)を全国へ導きます』を、有言実行します。真っ向勝負で、最後まで油断せずにいきたいと思います」と力強く宣言。

一方、GAKUは「原作は、橘がメンバーを引っ張って不動峰を強いチームにしていきますが、僕らは一人ひとりが高めあって引き上げて、強いチームになっています。そして、この試合を勝つつもりです」と、不動峰というチームの真っ直ぐさを言葉にした。

また、新シーズンのスタートということで、土屋は「18年間の歴史を背負い、その良さをしっかりと受け継ぎながら、新生テニミュとして新しいものを築いていきたいですし、(新テニミュに続き)令和のテニミュとしてどんどん進化していくぞという気持ちで、突き進んでいきたいと思います」と、冷静な口調の中に熱い思いをにじませていた。

再びテニミュに向き合う中河内は「僕は、テニミュをやっている時から『またやりたい』と言っていたのですが、まさかそれが実現するとは思ってもみなくて。今の自分に何が出来るんだろう、テニミュ経験者として伝えられることはないかと考えながらここまで来ました。でも、まだまだ足りないので、千秋楽までできる限り一人ひとりに伝えて、背中を見せていきたいなと思います」とコメント。

そして、「2.5次元舞台は、世界で戦える日本のオリジナル作品であり、素晴らしい文化です。『テニミュに出ることはすごいことなんだ』と誇りを持って、これからの俳優人生に活かしてもらいたいです。そして、1stシーズンの時に僕らが感じていた熱を、4thシーズンのみんなにも経験させてあげたいです。昔からテニミュが好きな方をはじめ、初めてご覧になる方にも、ぜひ追いかけてもらいたいです。それによって、羽ばたく俳優たちの姿を目撃してほしい。ぜひとも力を貸してください」と熱く訴えた。

最後に、今牧は「僕たちから始まる、また新しいテニミュです。お客様と一緒に、僕たちも精一杯テニミュを楽しみたいと思います。そして、これまでテニミュに携わってきた方々すべてに感謝し、バトンを受け継ぎ、この公演を4thシーズン最高の幕開けにできたらと思います!お楽しみに!」と呼びかけ、会見を締めくくった。

お披露目会でも感じた、新しい芽吹き。そして、変わらず受け継がれる魂。どちらも置いていくことなく、クリエイティブ陣は丁寧に育み、大切に両立させたように思う。長い年月をかけてパッケージ化したものを組み立て直し、ブラッシュアップするのは並大抵のことではない。温故知新を目の当たりにした。新たな時代を切り開くべく、テニミュはこの夏を突き進む。

ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン 青学(せいがく)vs不動峰、7月18日(日)までTOKYO DOME CITY HALLにて上演後、熊本、大阪、東京凱旋公演を行う。

チケット購入URL:イープラス https://eplus.jp/tennimu/

なお、本作のBlu-ray&DVDが12月24日(金)に発売されるほか、U-NEXTではライブ配信(見逃し配信付き)も行われる。

(取材・文・撮影/エンタステージ編集部 1号)

ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン 青学(せいがく)vs不動峰 公演情報

上演スケジュール

【東京公演】2021年7月9日(金)~7月18日(日) TOKYO DOME CITY HALL
【熊本公演】2021年7月23日(金・祝)~7月25日(日) 熊本城ホール
【大阪公演】2021年7月30日(金)~8月8日(日・祝) メルパルクホール大阪
【東京凱旋公演】2021年8月20日(金)~8月29日(日) 日本青年館ホール

スタッフ・キャスト

【原作】許斐 剛『テニスの王子様』(集英社 ジャンプ コミックス刊)
【脚本・演出】三浦香
【音楽】Yu (vague)
【振付】遠山晶司(梅棒)

【出演】
<青学(せいがく)>
越前リョーマ役:今牧輝琉、手塚国光役:山田健登、大石秀一郎役:原 貴和、
不二周助役:持田悠生、乾 貞治役:塩田一期、菊丸英二役:富本惣昭、
河村 隆役:大友 海、桃城 武役:寶珠山 駿、海堂 薫役:岩崎悠雅、
堀尾聡史役:りょうた、加藤勝郎役:白石 寿、水野カツオ役:市川愛大

<不動峰>
橘 桔平役:GAKU、神尾アキラ役:毎熊宏介、伊武深司役:土屋直武、石田 鉄役:柊太朗、
桜井雅也役:深澤悠斗、内村京介役:菊池颯人、森 辰徳役:Rayshy

井上 守役:北代高士

越前南次郎役:中河内雅貴

テニミュボーイズ:大野紘幸、黒条奏斗、玉元風海人、中嶋 健、濱屋拓斗

【公式サイト】https://www.tennimu.com/
【テニミュ・モバイル】https://sp.tennimu.jp/



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この記事を書いた人

ひょんなことから演劇にハマり、いろんな方の芝居・演出を見たくてただだた客席に座り続けて〇年。年間250本ペースで観劇を続けていた結果、気がついたら「エンタステージ」に拾われていた成り上がり系編集部員です。舞台を作るすべての方にリスペクトを持って、いつまでも究極の観客であり続けたい。

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