2021年4月21日(水)に東京・シアタートラムにて朗読×ダンスの舞台『My friend Jekyll』が開幕した。本作には、世界的ダンスパフォーマンスグループs**t kingz(シットキングス/通称:シッキン)より、持田将史と小栗基裕が役者として出演。上演台本・演出は、3年連続で読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞した瀬戸山美咲が務める。
2019年の初演開幕後、「朗読×ダンス」という掛け算が生み出す新しい舞台への驚きと感動の声がファンのみならず舞台関係者からもあり、「全く新しい物語の表現方法に引き込まれた」「ダンスと朗読の舞台の魅力を体感した!」と、SNSで拡散された。全国開催を望む声や、映像化希望の反響が多数寄せられ、好評につき満を持して、2年越しに再演が実現。
物語は、ダンサー兼俳優である二人がストーリーテラーとパフォーマーに分かれて進行する。公開ゲネプロでは、アタスン目線で物語を読み進めるストーリーテラーを持田が演じ、ダンスパフォーマンスで小栗がジキルとハイドを演じ分けた。
一人歩いてくるストーリーテラーのアタスン(持田)が本をとり、ジキルとアタスンの出会いを語り始める。ジキル(小栗)が登場し、博学なジキルの雰囲気を纏うダンス。二人が出会った日からのことを語る持田の朗読に合わせ、二人のユニゾンダンスで友情を育んだ日々を表現している。
これは再演で追加になったダンスパートで、アタスンとジキルが重ねた時間と、友情の深みをパフォーマンスで表現し、二人の魅力と個性を十分に魅せる。
その後、アタスンがいとこのエンフィールドと話をしている中で、ある日街でおきた事件を聞くことになる。そこで事件に関わる「エドワード・ハイド」という名前を聞くのであった。
緊張感あるストーリーを持田が展開していく中、小栗がジキルからハイドへと変貌していく様子が実に不気味で、生演奏によるものものしい音も重なって一層観客を引き付ける。
アタスン、いとこのエンフィールド、ジキルの執事プール、そしてジキルとハイド。この5名を声色と表情を変えながら話を紡ぐ持田と、ジキルとハイドという対局な人物と時の流れをパフォーマンスで表現する小栗に、片時も目と耳を離すことができない時間が流れる。
ストーリーテラーの持田と、パフォーマーの小栗の高いスキルだけでなく、アタスンとジキルの友情も見事に表現。二人が目を合わせながら踊るダンスシーンや、見つめ合い歩み寄るシーンは、言葉(台詞)がなくても、そこにはっきりと二人の愛と信頼の形を浮かび上がらせていた。
ジキルをハイドから救ってあげたい、アタスン。
アタスンの心配に応えられないジキル。
すれ違う二人の気持ちが交差し、表情と切ない音楽とともにユニゾンダンスという想像力を掻き立てる新感覚のステージだ。
なお、回によってストーリーテラーとパフォーマーが入れ替わるため、全く違う声色とダンスを二種類楽しめる。
舞台『My friend Jekyll』は、4月21日(水)から4月25日(日)まで東京・シアタートラムにて、5月22日(土)・5月23日(日)まで大阪・ABCホールにて上演。当日券は会場にて各公演開場時間より先着で販売予定。
『My friend Jekyll(マイ フレンド ジキル)』公演情報
スタッフ・キャスト
上演スケジュール
【東京公演】2021年4月21日(水)~4月25日(日) シアタートラム
【大阪公演】2021年5月22日・5月23日(日) ABCホール
【配役】
4月21日(水)19:00公演 朗読:持田将史/踊り:小栗基裕
4月22日(木)19:00公演 朗読:小栗基裕/踊り:持田将史
4月23日(金)14:00公演 朗読:小栗基裕/踊り:持田将史 ※追加公演
4月23日(金)19:00公演 朗読:持田将史/踊り:小栗基裕
4月24日(土)13:00公演 朗読:持田将史/踊り:小栗基裕
4月24日(土)18:00公演 朗読:小栗基裕/踊り:持田将史
4月25日(日)13:00公演 朗読:小栗基裕/踊り:持田将史
4月25日(日)18:00公演 朗読:持田将史/踊り:小栗基裕
【大阪公演】
5月22日(土)13:00公演 朗読:持田将史/踊り:小栗基裕
5月22日(土)18:00公演 朗読:小栗基裕/踊り:持田将史
5月23日(日)13:00公演 朗読:小栗基裕/踊り:持田将史
5月23日(日)18:00公演 朗読:持田将史/踊り:小栗基裕
スタッフ・キャスト
【上演台本・演出】瀬戸山美咲
【主演】
持田将史(s**t kingz)/小栗基裕(s**t kingz)
【公式サイト】https://shitkingz.jp/shows/my-friend-jekyll-re/