『雨の塔』開幕！松村沙友理（乃木坂46）、高月彩良、七木奏音、藤本結衣が少女の心の「揺れ」を繊細に表現

2021年3月20日2024年7月26日

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『雨の塔』開幕！松村沙友理（乃木坂46）、高月彩良、七木奏音、藤本結衣が少女の心の「揺れ」を繊細に表現

少女文學演劇『雨の塔』が、2021年3月19日（金）に東京・新国立劇場小劇場にて開幕した。宮木あや子の小説（集英社）を舞台化する本作では、松村沙友理（乃木坂46）、高月彩良、七木奏音、藤本結衣の4名が、4人の少女たちの物語を2つの視点から掘り下げていく。

舞台レポート

脚本・演出を務めるのは児玉明子。三島敦子（松村）、都岡百合子（藤本）、矢咲実（高月）、小津ひまわり（七木）は、資産家の娘だけが入学できるこの学校で日々を送っていた。お金に困ることはなかったが、自由と情報は与えられず、少女たちは閉ざされた世界で、家のための“駒”として使われる日を待つばかり。そんな彼女たちの間にいつしか芽生える、愛情、関心、嫉妬、執着･･･。

寮の同室である三島と都岡、矢咲と小津の2組の視点から一つの物語を描くことで、作品がより深く、立体的に舞台上に立ち上がる。

「三島・都岡Ver.」では、誰もが名前を聞いたことのある財閥の妾腹の娘として産まれた三島と、その従順な友人の都岡、2人だけで完結した世界の外で、三島が矢咲と出会うことから、少女たちの感情がじわじわとさざめいていく。

「矢咲・小津Ver.」では、「この世の果て」のような場所にある大学の寮に入学してきた矢咲と同室となった小津、2人の心の絶望が惹き合い、手を取り合って進むはずだった、その先にあるものが明るみになる。

少女文學演劇『雨の塔』は、3月19日（金）から3月21日（日）まで、東京・新国立劇場小劇場にて上演。上演時間は約80分を予定。全公演でライブ配信あり（見逃し配信もあり）。

【配信媒体】シアターコンプレックス：https://theater-complex.jp/

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コメント紹介

◆松村沙友理（三島敦子役）
稽古を重ねて雨の塔の世界観を感じれば感じるほどどんどんとハマっていきました。早くこの世界を観てほしいという気持ちと私に三島敦子をどこまで伝えられるだろうかという不安とどちらもありますが、4人で過ごせる今を楽しみたいと思います。
2つのバージョンがそれぞれ本当に違った雰囲気とお話になっていて、ぜひ両方観て『雨の塔』をどっぷりと感じてもらいたいです。配信もありドキドキしています。
よろしくお願いします！

◆七木奏音（小津ひまわり役）
はじめに･･･みんなでこうして劇場まで来ることが出来て本当に幸せです。最後の最後まで小津の隣で、側で、彼女をそっと見守り寄り添い続けたいです。これまでに過ごしてきた時の中で出逢ったできごとや大切な方を、ふと思い返してしまう。そんなひと時が、ご観劇頂いた皆様に訪れてくれたら嬉しく思います。そしてここで生きる4人の少女たちの想いに触れ、この空間を、温度を、色を、香りを、感情を、この雨の塔を一緒に過ごせること、楽しみにしています。

◆藤本結衣（都岡百合子役）
初めてこの作品を読ませて頂いてから稽古が始まりこうして舞台の幕が開くまで本当にあっという間の日々でした。本当にキャストの皆さんが素敵でその時その場に生きている三島、小津、矢咲として都岡に接してくれるので毎回通しをする度に新しい気付きや新しい気持ちが生まれてきたりしますし、きっとこれは本番が始まっても積み重なっていくんだと今からとても楽しみです。
言葉はもちろん、歌や振りなどからもこの学校の中で生きている少女たちの息遣いまで感じて頂けるような作品になっていると思います。ぜひ劇場で、生配信で皆様に私たちがどの様に生きているのか見届けて頂けると嬉しいです。

◆高月彩良（矢咲実役）
稽古を繰り返すほど進化し続けていく『雨の塔』。
原作の美しい世界観や、少女の頃にしか感じられない真っ直ぐな想いに洗練されていく毎日です。2Ver.上演、客席に囲まれたステージ、色々な角度から見ることのできる特別な舞台です。残るものが違ったり、どこに視点を合わせご観劇頂けるか、ご覧頂く皆様の色々な想いを乗せてもらえるような舞台になったら良いなと思っております。劇場・配信でお待ちしております！

少女文學演劇『雨の塔』公演情報

上演スケジュール

2021年3月19日（金）〜3月21日（日）　新国立劇場小劇場
3月19日（金）15：00 矢咲・小津Ver.／19：00 三島・都岡Ver.
3月20日（土・祝）13：00 三島・都岡Ver.／17：00 矢咲・小津Ver.
3月21日（日）15：00 矢咲・小津Ver.／15：00 三島・都岡Ver.