梅田芸術劇場が英国・オフウエストエンドのチャリングクロス劇場と共同で演劇作品を発表する日英共同プロジェクト第2弾、ミュージカル『消えちゃう病とタイムバンカー The Vanishing Girl&The Time Banker』。その4月10日(土)17:00(日本時間)に無観客上演が行われ、日本、英国、米国、韓国など世界各国で同時生配信されることが決定した。
この日英共同プロジェクトは、日本の若手演出家が英国で作品を発表できる機会を創出し、日本演劇界・ミュージカル界の活気づけを目的に、梅田芸術劇場が英国で150年以上の由緒ある歴史を持ちながら画期的な作品を作り出しているチャリングクロス劇場の芸術監督であるトム・サザーランドとタッグを組みスタートさせたもの。
日本発信のオリジナル作品となる第2弾は、短編映画『そうして私たちはプールに金魚を、』で、サンダンス映画祭・日本人初のグランプリを受賞した長久允を作・演出に迎え、坂東巳之助、シム・ウンギョン、菅原小春、三浦涼介、アオイヤマダ、黒田大輔、今井隆文、澤部渡、古舘寛治、神野三鈴という顔合わせで上演する。
ライブ配信は、東京公演期間中の4月10日(土)に、無観客の中、カメラを舞台上にも入れ、複数台のカメラで「ライブ配信用」の公演として実施。映画監督でもある長久は、これを映画制作さながらに現場でスイッチングをし、様々なエフェクトをかけた映像としてリアルタイム配信する。
梅田芸術劇場と英国・チャリングクロス劇場との共同プロデュースである本作は、当初日本と英国での上演を視野にいれての企画だったが、コロナ禍の影響で英国での上演が見送られる中、配信という形で英国でも作品の発表が実現する。
また、公演ビジュアルも公開。主演の坂東巳之助扮するのは、悪徳な「時間銀行」で人の時間を搾取する世界一冷酷な男・灰原ルイ。シム・ウンギョン扮するのは、最高と最悪が瞬時に入れ替わるほど感情の起伏が激しい女・M。超個性的なキャラクターたちが織りなす摩訶不思議なラブストーリーに注目だ。
ミュージカル『消えちゃう病とタイムバンカー The Vanishing Girl & The Time Banker』は、4月6日(火)から4月25日(日)まで東京・東京芸術劇場 プレイハウス、4月30日(金)から5月1日(土)まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて上演される。
チケットの一般発売は3月6日(土)よりスタート。劇場+配信チケットセット券、劇場+配信チケット+パンフレット郵送サービス付きセット券あり(3月6日~3月31日までの期間限定販売)。
ミュージカル『消えちゃう病とタイムバンカー The Vanishing Girl & The Time Banker』公演情報
上演スケジュール
【東京公演】2021年4月6日(火)~4月25日(日) 東京芸術劇場 プレイハウス
【大阪公演】2021年4月30日(金)~5月1日(土) 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
スタッフ・上演
【作・演出】長久允
【音楽】愛印(山田勝也、小嶋翔太)
【出演】
坂東巳之助 シム・ウンギョン /菅原小春 三浦涼介/アオイヤマダ 黒田大輔 今井隆文 澤部渡/古舘寛治 神野三鈴 ほか