上山竜治、井上芳雄ら出演！ミュージカル界初のオンライン音楽フェス『The Musical Day～Heart to Heart～』開催

2020年12月14日2024年8月9日

当ページには広告が含まれています

12月13日に開催されたミュージカル界初のオンライン音楽フェス『The Musical Day～Heart to Heart～』。井上芳雄、大原櫻子、尾上松也（収録出演）、海宝直人（収録出演）、上山竜治、西川大貴、平原綾香、宮澤エマ、吉原光夫、ROLLYらが出演し、オンライン生配信による無観客ライブが行われた本公演が、12月16日（水）までアーカイブ配信されている。

『The Musical Day ～Heart to Heart～』制作委員会は新型コロナウイルスの影響を受けたミュージカル界初の挑戦として、ミュージカル音楽にフォーカスした、新しいスタイルのミュージカルフェスを開催。

スペシャルサポーターの宮本亜門のコメントからオープニング映像で始まり、井上、大原、尾上、海宝、上山、西川、平原、宮澤、吉原、ROLLYらが数々のミュージカルソングを披露し、最後は音楽監修の本間昭光もサプライズ登場した。

本企画は、コロナ禍に公演の中止や休止が続いたミュージカル界初の試みとして、自身もミュージカルの舞台に立つ俳優として活躍する上山自らが発起人となり、俳優仲間に声をかけたところから実現したという。

当日は上山と宮澤が出演俳優を代表してMCを務め、「楽しみでものすごく興奮しているのとドキドキの緊張感であふれています！（上山）」「私たちもこの後登場する俳優陣の皆さんもスタンバイしながら皆さんと同じ画面を見ていますので一緒に楽しんでいきましょう！（宮澤）」と初の無観客ライブ配信というスタイルに緊張を感じながらもあいさつし、豪華なステージの幕が開いた。

緊張の中、MCとして開会の挨拶を務めた宮澤エマがそのままトップバッターとしてミュージカル『ビューティフル』より「You’ve got a friend」を披露することに。舞台で歌ったことのない歌とのことだったが「コロナ禍の自粛期間を通じて独りぼっちなんじゃないか、と思う瞬間があったものの、電話一本やオンライン飲みでも私には友達がいると思えたことはとても大きかった」ということで、「この曲を通して、ミュージカルを皆さんの友達と思って聴いてほしい」という思いで選曲したという。

次に、西川が「ミュージカルがうまくいかなくて苦しいときも、等身大の自分として歌える歌。今しんどい人もありのままでいいんだという想いを伝えたくて選んだ」と「僕こそ音楽」を披露し、収録出演となった海宝は自身にとって歌で物語や感情を表現することを学び、大きな意識の転換となった作品だという、ミュージカル『ノートルダムの鐘』より「陽ざしの中へ」をセレクト。海宝さんが演じた役柄であるカジモドが、肉体的に大きなハンデを背負い、差別を受けてノートルダム大聖堂にこもるも、意を決して外に出る際に歌う楽曲で、「コロナ禍で自粛が続いて公演ができない中、だからこそできることを表に出て行ってやっていこうという今の想いと重なる部分がある」という思いが込められている。

発起人である上山は『エリザベート』より「キッチュ」を。ずっと演じてみたかったというルキーニ役として舞台に出演予定も、「コロナ禍になり中止になってしまったからここで歌いたい」という思いの丈をぶつけるような力強さを感じる歌声が披露された。

また、スペシャルゲスト・ROLLYは「サイエンス・フィクション」で盛り上げ、収録出演となった尾上はミュージカル『レ・ミゼラブル』より「Stars」を熱唱。平原はベートーヴェンの第九をもとにした「JOYFUL, JOYFUL」を披露し、さらに上山と共に悲恋を描く楽曲「WRITTEN IN THE STARS」を歌い上げた。

井上＆宮澤も「A Whole New World」でデュエット共演し、井上は西川のタップとのコラボで「I Got Rhythm」を披露。舞台終わりで駆け付けた大原は自身が大好きだというミュージカル『Catch me if you can』より「Fly Fly Away」を熱唱した。

発起人の上山とは、『エリザベート』で共演するはずもコロナ禍で中止になった影響で、今回が初共演となったという井上は、上山自らリクエストしたというミュージカル『ルドルフ The Last Kiss』より「明日への階段」も披露することに。「ずっと第一線でミュージカルをやってらっしゃる芳雄さんが若手に背中を押してくださっているよう」という上山の言葉が送られ、ミュージカルファンにとっても熱い場面にもなった。