紀伊國屋ホール改装前ラストは『熱海殺人事件』味方良介、荒井敦史、愛原実花、乃木坂46新内眞衣らが“ダブルスタンバイ”

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『熱海殺人事件 ラストレジェンド~旋律のダブルスタンバイ~』が、2021年新春に上演されることが決定した。本作は、来年57年の長い歴史を繋いでいくために耐震工事に入る東京・紀伊國屋ホールの改装前最後の演目として上演される。出演者には、味方良介、荒井敦史、愛原実花、新内眞衣(乃木坂46)、池岡亮介、松村龍之介、石田明、細貝圭が名を連ねた。

紀伊國屋ホール57年の歴史の中で、最も上演回数の多い作品である『熱海殺人事件』は、1973年に文学座に書き下ろされて以来、様々な形で上演し続けられているつかこうへいの代表作。発表翌年の1974年には岸田戯曲賞。

紀伊國屋ホールを拠点に、つかこうへい事務所の“春の名物”として何度も再演を重ね、東京の春の風物詩とも呼ばれるほどになり、「東京に出て来たら、紀伊國屋でつかこうへいの熱海を見る!」というのが、当時の学生たちのあこがれだった。

つかこうへい事務所解散後も、1986年に映画化、1989年の演劇活動再開時も、紀伊國屋ホールでの『熱海殺人事件』だけは、つか本人がタイトルを『売春捜査官』『モンテカルロイリュージョン』などと変化させながら上演し続けてきた。つかの没後も岡村俊一の手で続けられ、誕生48年目となるこの上演では、“ダブルスタンバイ”というサブタイトルのとおり、全登場人物でWキャストを組んだ。

“東京警視庁にその人あり”と言われた木村伝兵衛部長刑事役には2017年から2019年の3 シーズン同役を演じた味方と、2020年版『改竄・熱海殺人事件』にて木村伝兵衛役を演じた荒井。

 

捨て身の潜入捜査を行うヒロイン・水野朋子婦人警官役には、つかこうへいの愛娘であり、元宝塚歌劇団 雪組トップ娘役の愛原実花と、乃木坂46新内眞衣が決定した。

東京警視庁に転任して来る熊田留吉刑事役は、2018年・2019 年に『熱海殺人事件』で熊田留吉役を演じ、今年1月には『飛龍 伝2020』にも出演した、お笑いコンビNON STYLEの石田と、『新・幕末純情伝』や『飛龍伝』といったつか作品常連の細貝に。

そして、犯人大山金太郎役は、D-BOYSの池岡と、『新・幕末純情伝』への出演経験を持つ松村が務める。

『熱海殺人事件 ラストレジェンド ~旋律のダブルスタンバイ~』は、2021年1月14日(木)から1月31日(日)まで東京・紀伊國屋ホールにて上演される。チケットは、2020年12月25日(金)10:00より一般発売開始。

作品情報

『熱海殺人事件 ラストレジェンド ~旋律のダブルスタンバイ~』
2021年1月14日(木)~1月31日(日)東京・紀伊國屋ホール

【作】つかこうへい
【演出】岡村俊一
【出演】
木村伝兵衛部長刑事:味方良介・荒井敦史
婦人警官水野朋子:愛原実花・新内眞衣(乃木坂46)
犯人大山金太郎:池岡亮介・松村龍之介
熊田留吉刑事:石田明・細貝圭

【公式サイト】http://www.rup.co.jp/

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