元宝塚歌劇団星組の男役スター・麻央侑希の退団後初主演作となる<日活歌謡シリーズ 第一弾>舞台『夜明けのうた』が2021年1月に上演される。
原作である映画『夜明けのうた』は、1964年に岸洋子のシングル(いずみたく作曲、岩谷時子作詞)として発表され、第6回日本レコード大賞の歌唱賞を受賞した楽曲を主題に日活が1965年に製作・発表した青春歌謡映画。
喧騒と頽廃の大都会の二十五時に咲いた純愛と愛欲の花を、藏原惟繕が監督。人気絶頂のミュージカルスターでありながら、愛の焦燥にもだえる主人公をトップスターの浅丘ルリ子が演じ、失明を予告されている少女(松原智恵子)とその恋人(浜田光夫)との邂逅を通じて、自分が立ち向かうべき道を探っていく姿は、多くの人たちに感動を与え、日活の映画を代表する1本となった。
ミュージカルスター緑川典子役を演じるのは、本作が退団後初主演作となる麻央侑希。田舎からやってきた純情可憐な少女千加子役を中村麗乃(乃木坂46)が、純真でまっすぐな青年・利夫役を木津つばさが演じる。
また、舞台版オリジナルキャストとして物語となる1965年と2021年を結ぶ大切な語り部、明子役に市川美織(元AKB48・NMB48)を迎えることが決定。典子に決断を迫る脚本家・真木耕作役に川﨑麻世が特別出演する。
公演情報
2021年1月17日(日)~1月24日(日) 渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール
【出演】
緑川典子役:麻央侑希
千加子役:中村麗乃(乃木坂46)
利夫役:木津つばさ
明子役:市川美織
野上役:敦士
藤木役:富永勇也
中原役:森脇和成
加納役:小沼将太
【原作】映画「夜明けのうた」©日活株式会社
【監督】藏原惟繕/脚本:山田信夫
【脚本】鈴木哲也
【演出】大関真(スーパーエキセントリックシアター)
【主題歌】「夜明けのうた」(作曲:いずみたく、作詞:岩谷時子)
【制作】スーパーエキセントリックシアター
【プロデューサー】小林諸生(スーパーエキセントリックシアター)、 本田好明(ABCライツビジネス)
【エグゼクティブプロデューサー】大関真(スーパーエキセントリックシアター)
【公式サイト】https://yoakenouta-stage.com/
あらすじ
1965年(昭和40年)東京オリンピックを成功させ、高度経済成長期真っ只中の日本。人気女優の典子(麻央侑希)は、ミュージカルの主演やTV出演と華やかで多忙な日々を送る一方、妻子ある作曲家の愛人・野上(敦士)との密会に空しさを覚えるようになっていた。
そんな典子に新作舞台「夜明けのうた」の台本が届く。それは典子自身の私生活を赤裸々に綴った物語だった。典子は激怒し、出演を断る。気晴らしにドライブに出かけた典子は、パーキングエリアでヒッチハイクをしている少年・利夫(木津つばさ)と少女・千加子(中村麗乃)に出会う。
(C)日活 (C)舞台「夜明けのうた」製作委員会