「劇団シャイニング from うたの☆プリンスさまっ♪『BLOODY SHADOWS』」インタビュー!高本学「“孤独”を心に持って」

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2020年11月5日(木)に開幕する、舞台「劇団シャイニング from うたの☆プリンスさまっ♪『BLOODY SHADOWS』」。本作は、『うたの☆プリンスさまっ♪』が“劇団”をテーマに展開する舞台公演プロジェクト「劇団シャイニング」の「シアターシャイニング」シリーズ舞台化4作目であり、本プロジェクトの最後を飾る作品。

『BLOODY SHADOWS』は、“バンパイア”をテーマに、運命のもとに出会い、永久を共に旅することになったマサフェリー、ウォーレン、アイレスの“その後”のストーリーを、美しい世界観で描く。マサフェリー役の仲田博喜、アイレス役の秋葉友佑が劇団シャイニング初参加となる中、ウォーレン役の高本学は『JOKER TRAP』に続いての出演となる。

前作の経験は「大きな転機」だったと語る高本。新たな座組で、再び劇団シャイニングの公演に取り組む心境を聞いた。

――高本さんは、劇団シャイニング2度目のご登場になりますね。

2年前に『JOKER TRAP』に出させていただいたんですが、こうしてまた劇団シャイニングに帰ってこられたことが、何より嬉しいですし、開幕を心待ちにしています。

――その後の高本さんを拝見していても、『JOKER TRAP』はとても意義深い作品になったのではと思っていたのですが、いかがですか?

僕の今後の糧になる作品でしたし、すごく成長させて頂いた大きな機会だったなと思っています。同年代が多かったこともあって、活発に意見交換をしながら高め合えたんです。作品に参加する上で「引っ張られる」のではなく、「引っ張る」側としてがんばれた舞台だったと思っています。何より、かけがえのない仲間であり、友達に出会えたことは、人生にとって大きな転機になりました。

この劇団シャイニングというプロジェクトは、全員が一致団結して「お客様に楽しんでいただく」という方向性が明確に打ち出されているのが、何よりの魅力だなと思います。そして、『SHINING REVUE』という公演に参加させていただいた時に思ったのですが、携わっている方がみんな素晴らしくて、尊敬できる方ばかりです。このプロジェクトに参加させていただけたのは、すごく幸せなことだなと日頃から噛み締めています。

――今回、仲田さん、秋葉さんとは初共演になりますね。

そうですね。仲田さんは、すごく誠実な感じがして、真面目でストイックそうだなと思っていたので、ご一緒させていただけて光栄です。年齢も経歴も先輩なので、いろいろご指導頂きつつ。役としては関わりが深い役どころなので、一緒にがんばっていきたいです。

秋葉さんは、柔軟にいろんなことを受け入れてくださるような方だなと思いました。役柄としては“バンパイア”という共通点があるので、この物語ならではの盛り上げ方ができるように、たくさんコミュニケーションを取って僕を受け入れていただければなと(笑)。

そのほかの皆さんも、初めてご一緒する先輩が多いのですが、一緒に劇団シャイニングを作り上げてくださった方々と共演させていただけるのは楽しみです。いろいろなご指導を、本番の舞台で活かせればと思っております。

――この『BLOODY SHADOWS』という作品の印象は?

原案の『BLOODY SHADOWS』に触れた時から、これは間違いなく舞台にしたら面白い題材だと思っていました。自分としても、いつかやりたいと思っていた中世の匂いがすること、“バンパイア”という人ではない存在の心理表現など、挑戦できたらきっとまたすごく成長できるんじゃないかという予感がありました。繊細な物語だからこそ、自分の中の心の揺れを表現しつつ、泥くさい面も見せられるんじゃないかなと思っています。

それから、“バンパイア”という存在を考える上で、僕が1つキーワードとして持っているのが“孤独”なんです。バンパイアの持つ永遠の命には、常に孤独がつきまとっていて、それと向き合うことが生き様になる。孤独の中でいろんな経験をして生きている、そこにある感情にすごく魅力を感じています。舞台上でも“孤独”を心に持って表現していきたいと思うので、注目してもらえたら嬉しいです。

――“繊細さ”というのは、シアターシャイニングの中でも最も求められる作品かもしれませんね。

そうですね。『BLOODY SHADOWS』は心情の描写を丁寧に見せることに重きを置いていると思っています。アクションで魅せるというよりは、心と心でやり合う過程というか、心情描写を芝居でしっかり見せて、お客様の心も揺らすことができたらいいなと思っています。

――前回からさらに成長した高本さんを、期待しています。

がんばります。稽古の中で、役者同士の距離がなくなればなくなるほど意見交換ができて、作品も良くなると思うので。今は状況的になかなか(物理的な)距離を縮められませんが、今できる精一杯を全員がやりきることが大事かなと。芝居で心を動かして、レビューで一緒に盛り上がって、『BLOODY SHADOWS』をお客様の心に残る作品にできたらいいです。

――ちなみに、高本さんご自身が「新しい環境」に臨む際に大事にしていることはありますか?

そうですね・・・常に、ものづくりをする上ではご一緒させていただく方の持っているプランや人間性を尊重し、尊敬することが一番必要なことだと思っています。今回も皆さんを尊重し、尊敬しながら、いいものが作れるように切磋琢磨していきたいなと思っています。

――最後に、公演を楽しみにされている方々へメッセージをお願いいたします。

「うたの☆プリンスさまっ♪」が、『BLOODY SHADOWS』が、大好きな方々に納得して頂けて、観てよかったな、劇場に来て良かったなと思っていただけるように、がんばりたいと思います。こういったご時勢ではありますが、僕自身も共演者の皆さん、そして観てくださる皆さんと一つの舞台を作れることを心待ちにしています。ぜひ、ご覧頂けると嬉しいです。

公演情報

舞台「劇団シャイニング from うたの☆プリンスさまっ♪『BLOODY SHADOWS』」
【東京公演】11月5日(木)~11月8日(日) シアター1010
【大阪公演】11月19日(木)~11月23日(月・祝) COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール

【演出】児玉明子
【脚本】ほさかよう(空想組曲)
【音楽】Elements Garden

【出演】
マサフェリー:仲田博喜 ウォーレン:高本学 アイレス:秋葉友佑
ホメロス:根本正勝 ジョナサン:岸本卓也 テオドール:宮城紘大 ラインハルト:廣野凌大

<アンサンブル>
寒川祥吾、 佐山太一、 清水錬、 竹井弘樹、 原田将司、 深澤悠斗、 宮川連、 吉田邑樹(50音順)

【アフタートークショー開催】
11月19日(木)19:00公演
登壇者:仲田博喜、高本学、岸本卓也、廣野凌大
11月20日(金)19:00公演
登壇者:秋葉友佑、根本正勝、宮城紘大

<ライブビューイング>
劇団シャイニング from うたの☆プリンスさまっ♪ 『BLOODY SHADOWS』 ライブ・ビューイング
【日時】11月22日(日)13:00公演/18:00公演
【会場】全国各地の映画館
https://liveviewing.jp/contents/bloodyshadows/
※開場時間は映画館によって異なる
※大阪府では条例により16歳未満の方は終了時間が19時を過ぎる上映回には保護者の同伴が必要(入場不可)
【料金】4,000円(税込/全席指定)
※3歳以上有料/3歳未満で座席が必要な場合は有料

【公式サイト】https://gs-bloodyshadows.com
【公式Twitter】@gekidan_shining
【公式ポータルサイト】https://gekidan-shining.com

(C)劇団シャイニング

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