2010年のゲーム第1作目発売以来、様々なメディアミックス展開を続ける女性向けコンテンツ「うたの☆プリンスさまっ♪」が“劇団”をテーマに展開するオフィシャルプロジェクト「劇団シャイニング」。
昨年上演された第1弾作品『天下無敵の忍び道』、第2弾作品『マスカレイドミラージュ』に続く第3弾作品として、『JOKER TRAP』が2018年4月19日(木)より天王洲 銀河劇場にて開幕する。本番が間近に迫った稽古場を取材し、TOKI役の松村龍之介、REN役の高本学、RAN役の小波津亜廉、CAMUS役の菊池修司の姿を追った。
殺陣の返し稽古を前に、稽古場の中央にはすでに松村・高本・小波津・菊池が入念なストレッチをしている姿があった。軽く冗談を飛ばしながら笑顔を交わし合う4人からは、時々笑い声が上がるなど、雰囲気は明るく活気がみなぎっているのが感じられた。
「オープニングの殺陣稽古を始めます。皆さん、スタンバイしてください」の声がかかり、各々が立ち位置に移動すると、先ほどまでの穏やかな空気から一変、稽古場には得も言われぬ緊張感が漂い始める。音楽のない状態で一度動きを確認した後、すぐに音楽を入れた状態での殺陣が行われたのだが、すでに稽古も終盤とあって、流れるような動きで確認作業は順調に進む。金管楽器の響きが印象的なサウンドと、スピーディでスタイリッシュなアクションがマッチする空間に、TOKI、REN、RAN、CAMUSが立つ姿を想像するだけでワクワクが止まらない。
続いて本編後に行われるレビューの返しが行われ、スタッフのカウントに合せてステップを踏み、歌い始める4人。「スタッフをお客様だと思って、アピールしてみて」の指示に、ちょっぴり照れながら手を振る松村。一方、小波津はノリノリでウインクするなど大サービス。彼らを盛り上げようと、共演者からも手拍子や「こっち来て~!」といった歓声が上がり、稽古場にはさながらコンサートホールのような熱気が充満していった。
その後、行われた通し稽古では、本番さながらのスリリングで迫力あるアクションを展開。今回描かれるのは、TOKI、REN、RAN、CAMUSが、SASで共に行動するようになるまで、その始まりを描いた前日譚エピソード。
とある廃カジノで目を覚ました、TOKI(松村)は、自分を見つめるREN(高本)、RAN(小波津)、CAMUS(菊池)、そしてキートン(唐橋充)という見知らぬ男たちに気づく。世界最大規模のスパイ組織“SAS(シャイニング・アビリティ・サービス)”に所属する彼らは、それぞれ単独でミッションにあたっていたという。何者かの思惑によって、集められたことを悟る男たちに、突然“ジョーカー”と名乗る人物からのメッセージが届く―。
謎の男・キートンを演じる唐橋をはじめ、スパイ組織SAS幹部ラリー役を演じる荒木健太朗の存在感ある芝居、SASと敵対するスパイ組織WRJの幹部ベガ役・服部武雄の狂気をはらんだ殺陣、RENが兄のように慕うコバヤシ役・古谷大和の熱演からも目が離せない。
また本編では、TOKI、REN、RAN、CAMUSと各登場人物との関係性や、4人の過去に迫るエピソードも語られるのが興味深い。
「スパイものらしく、随所に様々な伏線が知りばめられている作品です」(松村)
「もしかしたら、あの時のあの台詞が・・・なんていうシーンが、いっぱいあります!」(高本)
「ストーリーはシリアスだけど、個性の強いキャラクターなので、笑える部分もたくさんあります。ぜひ何回も観てほしいです」(菊池)
「このカンパニーが全力でお届けする“最高のゲーム”を、まばたき禁止で楽しんでください!」(小波津)
「劇団シャイニング from うたの☆プリンスさまっ♪『JOKER TRAP』」は、4月19日(木)から4月30日(月・祝)まで東京・天王州 銀河劇場にて、5月10日(木)から5月13日(日)まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて上演される。
追加公演を含む、東京・大阪公演のチケットのほか、公演当日に劇場で座席指定チケットと引き換える「当日引換券」の販売も行われることも決定した。東京公演分は4月18日(水)21:00から、大阪公演分は5月9日(水)21:00から受付開始。詳細は、公式HPにてご確認を。
【公式HP】http://gs-jokertrap.com/
(C)劇団シャイニング
(取材・文・撮影/近藤明子)