アメリカ・ニューヨーク市ではジムや学校、レストランやボーリング場なども再開しているが、小劇場についてはいまだに市や州から再開予定日すら提案されていない。Broadway Worldが報じている。
そこで小劇場のオーナーたちは、タイムズスクエアにあるシアターセンターのオーナーであるキャサリン・ラッセル氏や、グリニッジビレッジのプレイヤーズシアターのオーナーであるマイケル・スグーロス氏が中心になり、弁護士ジム・マーミジス氏を雇った。マーミジス弁護士は先頃ニューヨーク市長と州に対して訴訟を起こし、屋内のレストランとジムの再開を勝ち取った人物だ。
小劇場は、当初レストランやバーと同じカテゴリーに入れられ、3月16日に閉鎖された。だがニューヨーク市では10月23日に、屋内のレストランは収容人数の25%までとして再開が許可されたが、小劇場の再開に関しては何も決まっていない。
ブロードウェイリーグに属する大きな劇場は、2021年6月までの閉鎖を発表したが、オフブロードウェイの小さな劇場は、収容人数の25%であっても再開を希望している。そして、劇場が十分な安全策を取って観客に危険がないと分かれば、その人数を増やせることを願っている。
ラッセルは語る。「シアターセンターでは新たに10台の病院で使っているグレードの最新型の空気清浄機を設置し、たくさんの手指消毒液を備え、コロナ対策員を配置して、あらゆる感染予防対策規則に厳格に従っています。我々は安全に劇場を再開する準備ができています!」
集団訴訟に参加している小劇場は以下の通り。
シアターセンター(The Theater Center)
プレイヤーズシアター(The Players Theater)
アクターズテンプルシアター(The Actors Temple Theatre)
ソーホープレイハウス(Soho Playhouse)
ジーン・フランケルシアター(The Gene Frankel Theater)
ザ・トライアド(The Triad)
ブロードウェイコメディクラブ(Broadway Comedy Club)
ニューヨークコメディクラブ(New York Comedy Club)