藤原竜也主演『てにあまる』ビジュアル公開!片山慎三が激写した独特な世界観

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2020年12月より上演される舞台『てにあまる』のメインビジュアルが公開された。本作は、ある家族を描きながら、人間という動物の抗えない欲望を見つめるサスペンスドラマ。

脚本は、岸田戯曲賞受賞 作家・松井周によるオリジナル 書き下ろし作品。演出をキャストとして名も連ねている柄本明が担う。

主演を務めるのは柄本と舞台『とりあえずお父さん』(2015年)で共演し、柄本との芝居に強く刺激を受けたという藤原竜也。そこに高杉真宙、佐久間由衣が加わり、4人の濃厚な会話劇が展開されていく。

今回公開されたビジュアルは舞台上で表現される人間の内面、人と人の密な繋がり、をイメージして、役者たちの感情的な表情を引き出したものに。

静止したポーズを撮影するのではなく、役者として4人が動いて影響し合っている様子を写真に収めるべく、初監督映画『岬の兄妹』が注目を集めた片山慎三がカメラマンを務めた。アートディレクションは、映画・舞台・アートなどサブカルチャー エンターテイメント関連を中心に、様々な作品でキービジュアルなどを手掛ける三堀大介が担当。

◆片山慎三(メインビジュアルカメラマン)
お話をいただいた時は、光栄であるとともに初めてのスチールカメラマン。しかも重要な舞台の宣伝用のポスターやチラシの写真の撮影。インスタントカメラのみで、デジタルカメラも一切撮らないという破天荒な企画。正直自分で大丈夫か??という戸惑いはありました。

けれど、いざ本番当日になると、柄本さんの得体の知れない奥深い眼力、藤原さんの多彩な表情、高杉さんの爽やかなのにどこか影を感じさせる佇まい、佐久間さんの可憐な姿に魅了され、とてもエキサイティングな撮影ができました。素敵な時間をありがとうございます。そして、舞台本番が楽しみでなりません。

舞台『てにあまる』は、以下の日程で上演される。

【東京公演】2020年12月19日(土)~2021年1月9日(土) 東京芸術劇場 プレイハウス
(※12月28日~1月3日は休)
【鳥栖公演】2021年1月16日(土)・1月17(日) 鳥栖市民文化会館大ホール
【大阪公演】2021年1月19日(火)~1月24日(日) 新歌舞伎座
【名古屋公演】2021年1月26日(火)・1月27日(水) 刈谷市総合文化センター大ホール
【三島公演】2021年1月3-日(土)・1月31(日) 三島市民文化会館・大ホール

目次

あらすじ

一人で暮らす老人(柄本)の家に、男(藤原)がやってくる。老人は戸惑うが、その男は老人を家に連れて帰り、二人の奇妙な同居生活が始まる。
男はベンチャー企業の経営者であり、部下(高杉)が彼を支えている。部下は男の家を訪れ、見知らぬ老人がいるのに驚く。男は「家政夫だ」と老人を紹介する。部下は男に対して盲目的な憧れと畏れがあり、素直に信用する。

ある日部下は、男の別居中の妻(佐久間)を連れてくる。妻は男と離婚をしたがっており、その話し合いのためだ。家政夫の老人に対して怪訝な目を向ける妻に、老人は不敵な笑みを浮かべる。その老人は、男と長らく絶縁状態にあった男の父親だった・・・。

妻と部下の関係を疑い、壊れていく男。その様子に心が離れていく妻と部下。
男と妻子の間には何があったのか。そして男の父親しか知らない、男の過去の真実とは何か。
父と息子が家族をやり直そうとする物語。あるいは、家族を終わらせようとする物語――。

【公式サイト】https://horipro-stage.jp/stage/teniamaru2020
【公式Twitter】@teniamaru

(C)ホリプロ

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