葵わかな、三吉彩花で性の多様性を題材にした『The PROM』地球ゴージャスがプロデュースで日本初上演

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ブロードウェイミュージカル『The PROM』の日本初上演が決定した。本作は、2018年にブロードウェイで開幕し、2019年にトニー賞にノミネートされ話題となり、今年12月には、メリル・ストリープ、ニコール・キッドマンという顔合わせでNetflixにて映像化もされる注目作。これを、岸谷五朗・寺脇康文による演劇ユニット「地球ゴージャス」が、ユニット初の海外作品として上演する。

本作は、現代社会が抱える問題をテーマにしながらも、女子高生カップルが親や教師、学校や社会に立ち向かい、彼女たちの行動によって周囲の人々や世間の目が変わっていき、やがて彼女たちが自らのアイデンティティを確立していく姿を描いたハートフルなストーリー。

物語は、高校生エマが同性のパートナーとプロムに参加することを表明したことに始まる。これにPTAが反対し、プロム自体が中止され、インディアナの小さな町は大騒ぎ。この騒動はメディアによって報道されアメリカ中の注目を集めることとなる。そこへ、彼女たちを応援するという名目でイメージアップを図るべく、落ち目のブロードウェイの俳優たちが乗り込んできてさらに町は大混乱。エマも急に現れた強烈な俳優たちに振り回されるが・・・。

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この物語は、ティーンエイジャーが自分らしい生き方を貫く話であると同時に、ニューヨークの独りよがりなブロードウェイスターたちの成長の物語でもある。そして、「他人を受け入れること」「寛容であること」の大切さを、ハッピーな興奮と共に感じることができる。2019年にブロードウェイで観劇した岸谷が本作に惚れ込んだことにより、今回の日本初上演が叶った。

主人公エマ役には葵わかな、その恋人アリッサには三吉彩花が決定。さらに、大黒摩季と草刈民代と保坂知寿がブロードウェイスターのD.Dアレン役をトリプルキャストで務める。大黒は、これが初舞台となり演技初挑戦となる。

さらに、アンジー役として霧矢大夢、ホーキンス校長役として佐賀龍彦(LE VELVETS)とTAKE(Skoop On Somebody)がWキャストで参加。ミセス
・グリーン役の藤林美沙、シェルドン役の小浦一優(芋洗坂係長)、バリ―・グリックマン役の岸谷、トレント・オリバー役の寺脇も出演する。岸谷は、日本版脚本・訳詞・演出も担当。

Broadway Musical『The PROM』Produced by 地球ゴージャスは、2021年3月から4月にかけて東京・TBS赤坂ACTシアターにて、2021年5月に大阪・フェスティバルホールにて上演される。

【公式サイト】https://www.chikyu-gorgeous.jp/the-prom/

目次

コメント紹介

◆葵わかな
今回初めて地球ゴージャスに参加させていただけること、このお話に関われること、とても光栄に思います。
演出の岸谷さんはじめとする共演者の皆さんとお稽古させていただく中で、どんなエネルギーが生まれるのか、今からとてもワクワクしています。
私が演じるエマは、同性愛者の自分自身や恋人の幸せな時間を願って、行動を起こします。うまくいかずに傷つくこともあるけれど、それでも応援してくれる仲間と出会えたことで、希望を持つことができます。
この作品を通してエマの中で一貫していると感じたのは、いつでも自分を誇りに思っているということです。
そんな風に、かっこいいくらいに優しいエマの思いに寄り添いながら、精一杯務めていきたいです。
公演は来年になりますが、ぜひ観に来ていただけたら嬉しいです。

◆三吉彩花
お話を伺った時、口が開いたまま暫く瞬きが出来ないくらい嬉しかった事を覚えています。
それも『The PROM』という性の多様性を題材にしたブロードウェイ作品。
プレッシャーを感じておりますが、生き生きとした三吉彩花を皆様にお見せできるように。そして男女という壁にとらわれず、ありのままの自分でいることの素晴らしさを皆様に伝えられるように、チームの力をお借りしながら精進して参ります!ぜひ、楽しみにしていただけたら嬉しいです。

◆岸谷五朗
今年、10万人のお客様に観劇いただけなかった25周年祝祭公演。
あの無念を心に、地球ゴージャスが満身創痍の中お贈りする新作は初のBroadway Musical!
しかも!2019年度のトニー賞候補作品。
しかも!世界初の海外プロダクション公演。
しかも!Netflix版が完成した直後に日本での舞台公演!
2019年、実際にBroadwayで観劇してから日本で絶対に公演をしたいと思った作品です。コロナを吹き飛ばすには最高の演目、骨太なテーマに巧みな登場人物。Broadwayならではのコメディーセンスと最上級のダンス・ナンバー!
ゴージャスがゴージャスにBroadwayを料理する、大ミュージカルになるでしょう!乞うご期待ください。

◆寺脇康文
今回のキーワードは、「リベンジ&チャレンジ!」そう、リベンジ。悔しかった。25周年祝祭公演が8公演しか出来ず、皆さんとの貴重な共有時間が奪われてしまった!その想いを胸に、皆さんでリベンジしましょう!
そして、チャレンジ。
地球ゴージャス初のブロードウェイ作品への挑戦!ゴージャスパワーとの化学反応へチャレンジします!
そして今回も、豪華キャストが集ってくれました。劇場でお待ちしております。皆さんと共に前へ!

あらすじ

インディアナ州の高校に通うエマ(葵)は、卒業パーティ(プロム)に同性の恋人の同伴を求めたために、プロムが中止になってしまい、そのことを恨むクラスメイトからのいじめにあっていた。
そんな中、ブロードウェイではD.Dアレン(大黒・草刈・保坂)とバリー・グリックマン(岸谷)の新作ミュージカルが酷評される。かつて人気を誇ったが現在は旬を過ぎている二人はイメージ回復を図るため、同業の友人であるトレント・オリバー(寺脇)と、アンジー・ディクソン(霧矢)とともに、何か人助けができないか、社会運動のネタを探し、SNSでインディアナの田舎に住むレズビアンの高校生エマのことを知る。
校長のホーキンス先生(佐賀・TAKE)はエマの味方だったが、プロム開催についてPTAとの話し合いをしている最中に、ニューヨークからやってきたD.D、バリー、アンジー、トレントが登場し、話し合いはめちゃくちゃになってしまう。
エマの彼女は、実は、PTA会長の娘アリッサ(三吉)だった。クローゼットな彼女は、プロム事件が話題になりすぎていることでエマを責めるが、エマ自身は有名になりたいわけでもなく、ただアリッサと二人で静かに踊りたいだけだった・・・。

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