俳優の柳下大が、2020年9月30日(水)に自身のブログにて、所属事務所であるワタナベエンターテインメントを退社・芸能界を引退すると報告した。合わせて、一般女性との結婚も発表。
柳下は「いつも応援して頂きありがとうございます。本日は皆さんに大切なお知らせがあります。本日、2020年9月30日をもちましてワタナベエンターテインメントを退社し芸能界を引退する事をここに報告させて頂きます」と伝えた。
2006年9月に、第3回D-BOYSオーディションにてグランプリを受賞してデビュー。これを振り返りながら「あの日から本日まで丸14年経ちました。14年間たくさんの応援、声援、励まし、勇気、希望、経験・・・ありがとうございました。・・・ありがとうございました」と感謝を綴った。
柳下は、今年の2月末から3月末にかけて舞台『お勢、断行』に出演予定だったが、コロナ禍の影響を受けて、初日前日に全公演の中止が決定していた。「僕としては最後になった、舞台『お勢、断行』見てほしかったです」と悔しさをにじませながらも、「しかし、この14年間でたくさんの夢を叶えることが出来ました。あげればきりがないですが、個人の写真集、ファンクラブイベント、主演舞台、D☆DATE LIVE、えんぶチャートTOP10ランクイン、憧れの劇団☆新感線出演、数々の方々との共演・・・皆様の力添えのおかげで叶えられました。ありがとうございました」と自らの活動を振り、「今後は芸能界とは違う世界で頑張っていこうと思います」と新たな決意を綴った。
引退理由については、「自分自身に限界を感じた」「他の事にもチャレンジしたい」「家庭を持ちたいでした」と3つの理由があったとのこと。「この場をお借りし、皆様にはもう一つお知らせがあります。この度私、柳下大は一般女性の方と入籍しましたことも併せてご報告させて頂きます。今後はあたたかい家庭を築きながら、パートナーと共に頑張っていこうと思っております」と結婚を報告。「14年間、柳下大を応援して下さりありがとうございました」と改めて感謝の言葉で締めくくった。
柳下は、俳優集団D-BOYSおよびD☆DATEのメンバーとして活躍。2006年にミュージカル『テニスの王子様』で海堂薫役を演じたほか、映画『櫻の園』、NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』、ドラマ『タンブリング』などの映像作品に加え、つかこうへいの代表作『熱海殺人事件』、『タンブリング vol.3』(主演)、『真田十勇士』、新感線☆RS『メタルマクベス』disc3など、数々の舞台で高い評価を得ていた。
数々の素晴らしい芝居を届けてくれたことに敬意を表し、新たな道での活躍を願う。