劇団四季がクラウドファンディングを実施、かつてない危機と損失に直面

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劇団四季が、公式サイトにてクラウドファンディングの実施を発表した。劇団四季は、新型コロナウイルス感染症の影響により6月末までで年間公演の3分の1を中止するとしており、かつてない事態と損失に直面している。

劇団四季は、1953年に創設されて以来、60年以上に渡り公演活動を行ってきた。約1400名の俳優・スタッフを擁しながら全国に8つの専用劇場を持ち、近年の年間総公演回数は3000回、総観客数は300万人を超える。

新型コロナウイルスの影響により、2月末よりすべての公演活動を中止しており、6月末までの4ヶ月間でその公演数は約1000公演にのぼる。緊急事態宣言の解除後もこれまで通りの公演を行うことは困難な状況で、公演中止も7月中旬まで続く。

劇団内でも様々な努力を重ね、関係企業・機関の支援や公的な支援も活用する予定だが、この未曾有の事態が収束するまでダメージを受け続けることが見込まれるため、クラウドファンディングの実施を決断したという。

公式サイトには「社会全体が危機的状況に陥っている中、日々、たくさんのお客様から励ましのメッセージを頂戴しています。本当にありがたく思うと同時に、この危機をなんとか乗り越え、これから先も日本全国の皆様に演劇の感動をお届けしたいという強い思いから、このたびクラウドファンディングの実施に踏み切ることといたしました」と掲載されている。

クラウドファンディングにて受けた支援は、劇団活動の維持のため、中止公演の損失補填および今後の活動資金に充てられるとのこと。

なお劇団としては、東京・竹芝にJR東日本四季劇場[春][秋]のオープンを控えており、JR東日本四季劇場[秋]は今年10月『オペラ座の怪人』でこけら落としを迎え、JR東日本四季劇場[春]は来年1月に新作ショウ『劇団四季 The Bridge~歌の架け橋~』で開場予定だ。

さらに、10月には新作オリジナルミュージカル『ロボット・イン・ザ・ガーデン』(東京・自由劇場)、2021年6月にはディズニー最新ミュージカル『アナと雪の女王』の上演を控えている。

【劇団四季 活動継続のための支援】新型コロナウイルスを乗り越え、再び演劇の感動を全国へ――
詳細:https://motion-gallery.net/projects/shiki-shien
※クラウドファンディング・プラットフォーム「MotionGallery」にて会員登録(無料)が必要
※所得税などの税制上の優遇処置の対象とはならない

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