2020年4月に上演が控えるミュージカル『VIOLET』日本キャスト版に出演を予定していた白洲迅が、同作を降板することが分かった。理由は、体調不良のため。白洲は、自身のInstagram上で報告した。
「この作品をつくりあげるために、ここまで稽古を共にしてきた、キャスト、スタッフ、関係者の皆様には、多大なるご迷惑をおかけしてしまい、本当に申し訳ない気持ちで一杯です」と謝罪。
さらに「ご迷惑をおかけしている中、本当に心苦しいのですが、一つだけわがままを言わせていただけるのであれば、世の中が今こういう状況だからこそ、伝えるべきもの、表現すべきものがあると信じて、稽古場でがんばっている人間がいます。そして僕自身、自分の足で立ちたかった舞台です。どうか、ミュージカル『VIOLET』を応援してくださると幸いです」と綴っている。
なお体調については、医師から数週間の静養が必要と伝えられているそうで、休養を取り「一日も早く元気な姿をお見せできるように努めます」としている。
ミュージカル『VIOLET』は、梅田芸術劇場とイギリス・ロンドンのチャリングクロス劇場による共同プロデュース公演。藤田俊太郎の演出で、昨年1月にチャリングクロス劇場で英国キャスト版を上演し、オフ・ウエストエンド・シアター・アワードで6部門にノミネートの快挙を果たしている。
今回の日本キャスト版で、白洲は唯月ふうか、優河(Wキャスト)が演じる主人公・ヴァイオレット役と出会う兵士モンティ役として出演する予定だった。
◆公演情報
ミュージカル『VIOLET』
2020年4月7日(火)~4月26日(日)
東京芸術劇場プレイハウスにて上演
【音楽】ジニーン・テソーリ
【脚本・歌詞】ブライアン・クロウリー
【原作】ドリス・ベッツ『The Ugliest Pilgrim』
【演出】藤田俊太郎
【出演】
唯月ふうか/優河(Wキャスト)、白洲迅、吉原光夫、spi、横田龍儀、森山大輔、エリアンナ、谷口ゆうな、稲田ほのか/モリス・ソフィア、原田優一、島田歌穂