2020年11月に東京芸術劇場 プレイハウスで“演劇を越えた演劇”と評される舞台『ローマ悲劇』が上演されることが決定。洗練された美しさと挑発的で前衛的な鋭さをあわせもつ演出で世界中に熱狂的ファンをもつ演出家のイヴォ・ヴァン・ホーヴェが、芸術監督を務めるカンパニー、インターナショナル・シアター・アムステルダム(ITA)と共に日本初上陸する。
本作は、シェイクスピアのローマ史劇、悲劇三部作『コリオレイナス』『ジュリアス・シーザー』『アントニーとクレオパトラ』をもとに、一編の作品として一挙に上演する超大作で上演時間は約5時間45分。長時間、本編に集中しきれるように仕掛けられた上演形態になっており、上演中は約30分ごとに小休憩をはさみ、飲食自由、そして客席・ロビーだけでなく、なんと舞台上までも移動自由で、上演中の写真・動画撮影、さらにはSNSへの投稿も自由だという。観客が“体験”する、演劇のテーマパークと言える空間になっている。
舞台上には巨大スクリーンのほか、至る所にあらゆる方向を向いたモニターが設置されており、客席はもちろん、広い舞台上のどこで観ても、物語を追うことができる。“目の前で、手を伸ばせば触れる場所で事件が起きる”ことで、観客が単なる目撃者ではなく“参加者=歴史の証人”として、現代に蘇った古代ローマの悲劇を体験することが出来るのだという。
『ローマ悲劇』は2020年11月6日(金)から11月8日(日)まで東京芸術劇場 プレイハウスにて上演される。チケットは2020年6月13日(土)より一般発売予定。
【公式サイト】 https://roman-tragedies.jp