Hey! Say! JUMP知念侑李が、2020年4月から6月にかけて初主演舞台・初ストレートプレイに挑戦することが分かった。タイトルは、そこそこ本格ミステリ『照くん、カミってる！～宇曾月家（うそつきけ）の一族殺人事件～』。脚本は須貝英、演出は河原雅彦が担当する。
ドラマや映画など映像作品へ出演は数多いものの、知念にとって舞台出演は2012年の『JOHNNYS’ World』以来、約8年ぶりとなる。本格的な謎解きが盛り込まれた“そこそこ本格ミステリ”かつコメディ要素もたっぷりという本作で、知念は“極度のめんどくさがり屋な探偵”を演じる。
須貝と河原は、2019年8月に上演された『オリエント急行殺人事件』の上演台本でもタッグを組んでいたそうで、今回も河原からの指名で再タッグが実現。本格推理もありシリアスでありながらコメディ要素も入った“コメディミステリ”という新ジャンル（？）を創り上げる。
【あらすじ】
大学生の能神照（のうがみてる）は、ミステリ作家の兄・久（ひさし）の依頼により、東北と関東の境目にある小さな集落、天狩村（あまがりむら）に赴くことになった。
この村は旧家・宇曾月家（うそつきけ）を中心にまとまっている。十三代目当主・宗八が亡くなり、次期当主は彼の息子・喜八（きはち）になると思われたが、意外にも喜八の娘の八菜（はな）が当主に指名されてしまう。彼女は莫大な権力を妬まれて家族の何者かに命を狙われる。八菜は旧知の久に相談をもちかけるが、照は彼の代理で天狩村に派遣されたのだった。
照と同じ夜間学部に通う中年大学生の明智大五郎と共に、嫌々村にやって来る照。そこで彼を待っていたのは、宇曾月喜八やその妹の貴八子（きわこ）を始めとする、一癖も二癖もある個性的な人々だった。不穏な空気が漂う中、ついに悲劇が起こって･･･。
照と大五郎は山間の旧家で起こった殺人の謎を解くことができるのか！？
以下、発表にあたり届いた知念と演出・河原のコメントを紹介。
◆知念侑李
本格的なストレートプレイは初めてなので最初は正直迷いましたが、自分に合っているかどうかもやらずに決めるのは良くないと思い、チャレンジさせていただくことになりました。現時点では舞台はどう作られていくものなのか、稽古場の雰囲気は一体どんな感じなのか、想像するだけでドキドキしています。しかも今回は探偵役。複雑なトリックをまず自分が理解しなければ説明できませんから、その難しさ、大変さを実感しつつ挑みたいです。さらに河原さんのお話ではシリーズ化を希望されているそうで、そんなことを先に言ってしまうと実現しなかった時が心配ですが（笑）。先々に大きな野望があるというのもより面白い挑戦になりそうです。僕としては舞台俳優デビューとなるのでここで人生が変わるかもしれませんし、未来へつながる作品の記念すべき第1弾となるのか、逆にこれで･･･なのか（笑）。いずれにしても貴重な作品になるはずなので、楽しみにしていてください。全力で、がんばります！
◆河原雅彦（演出）
ジャニーズ事務所さんと組ませてやらせていただく時は、いろいろな作家さんと新作舞台にチャレンジするのが僕のテーマになっているんです。それで今回は、これまでにない個性を持った“探偵モノ”をやりたいと思ったので、昨年『オリエント急行殺人事件』で一緒に上演台本を作ってもらった、推理サスペンスものにとても造詣が深い須貝英さんに脚本をお願いすることにしました。前代未聞の探偵キャラを開発し、Hey! Say! JUMPの知念侑李さんに生き生きと演じてもらおうかと。知念くんはとにかくかわいいですし、運動神経も抜群。だけど控えめでインドアな部分もあると聞いたので、そういう彼の素の部分も役柄に反映できたらいいなと考えています。横溝正史先生の世界観にデタラメなコメディ要素を含めつつも、そこそこ本格派なミステリに仕上げる予定です。今はまだ誰の許可も得ていませんが、僕の中では勝手に、連ドラ構想が出来上がっています。『てるカミ』の愛称で広く親しまれることも含め（笑）。どうぞ、ご期待ください。
そこそこ本格ミステリ『照くん、カミってる！～宇曾月家の一族殺人事件～』は、2020年4月から5月にかけて東京・東京グローブ座にて、5月から6月にかけて大坂・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて上演される。チケットは、3月下旬より発売予定。
【公式サイト】https://www.terukami.com
