2020年6月に上演される彩の国シェイクスピア・シリーズ第36弾『ジョン王』のメインビジュアルとソロビジュアル、キャストのコメントが到着した。
1998年のスタート以来、彩の国さいたま芸術劇場の芸術監督・蜷川幸雄のもとで、国内外に次々と話題作を発表してきたシェイクスピア全37戯曲の完全上演を目指す彩の国シェイクスピア・シリーズ。 第36弾は英国史上最も悪評の高い王であろうジョンの治世を描いた歴史劇が上演される。
以下、吉田、小栗、横田からのコメントを紹介。
◆吉田鋼太郎(演出・出演)
シェイクスピア作品の中でも上演される機会が非常に少ない作品ですが、人間臭い、善の部分と悪の部分が入り乱れた作品なので、役者としても演出家としても遣り甲斐を感じます。
舞台の上にいる小栗に小栗くんに私生児を演じてもらいたいとずっと思っていたので、舞台の上にいる小栗に会えるのが楽しみでなりません。ビジュアルではあんな冷めた目で見られてるけど、僕は舞台の小栗に恋しちゃってるので(笑)。横田くん演じるジョン王とは大口開けて激論し、でもでもそれだけではない繊細さも忘れず、小栗くんくんを盛り上げていきたいです。
◆小栗旬(私生児フィリップ・ザ・バスター役)
僕にとって演劇の師である鋼太郎さんから、ついに演出を受けられるのが非常に嬉しいです。シェイクスピアの膨大で美しいセリフを、きちんとお客様に届けて物語を伝えられるように自分を見つめ直したいと思っています。
今回僕が演じる”私生児”は、このビジュアルのように王族達を見下すような皮肉屋ですが、稽古場では鋼太郎さん、横田さんたちと向き合ってシェイクスピア作品を演じるのに必要な演劇筋肉を、鍛えていきたいと思っています。
◆横田栄司(ジョン王役)
英国史上最も悪評高い王と言われるジョン王を演じる事ができるのはとても楽しみです。ただ、鋼太郎さんと小栗くんという強大な二人と対峙しなければならいことは恐怖でもあります。舞台上では、心だけでなく、顔も引き締めて、勇気と知恵と工夫で立ち向かっていきます。
【公演詳細】https://horipro-stage.jp/stage/kingjohn2019/
【公式Twitter】@Shakespeare_sss