2019年8月21日(水)に東京・CBGKシブゲキ!!にて、舞台『コジコジ』が開幕した。本作は、さくらももこの代表作の一つである「コジコジ」を、なるせゆうせいが舞台化した作品。主演として、主人公のコジコジ役は乃木坂46の向井葉月が演じる。初日前に行われた公開ゲネプロより、オフィシャルレポートを紹介。
登場するのは、次郎君(輝山立)、ペロちゃん(宮崎理奈)、ハレハレ君(大神拓哉)、スージー(あまりかなり)、ゲラン(中村ヒロユキ)、ブヒブヒ(服部ひろとし)、物知りじいさん(青地洋)、カメ吉(市川刺身)、やかん君(いーま)、吾作(芦原健介)、ルル(伊藤小春)、ジョニー(才川コージ)、ドーデス(足利至)といった個性の塊のようなキャラクターたち。
舞台の幕が開けると、そのキャラクターたちのビジュアルにまず目がいく。向井演じるコジコジは、謎の宇宙生命体。年齢も性別も不明な生き物であるが、向井の繊細な声がそのキャラクターにぴったりとはまる。物語の舞台である“メルヘンの国”の住人たちに優しくとぼけた質問をし、その場をかき乱すような発言は原作者・さくらももこならではのシュールさがあり、観る者の心に不思議と突き刺さる。
物語冒頭から「君は何になりたいのか?」と教師から問われると「コジコジはコジコジだよ、コジコジは生まれた時からずっと将来もコジコジだよ」と真理を突いてくる。コジコジを取り巻くキャラクターたちも、コジコジに振り回されつつ自身の個性を主張し、全編を通してユーモアが溢れていた。
ゲネプロを終えた向井は「初めての主演、座長としてこの舞台に立っています。共演の皆さんに支えていただきながら、楽しい雰囲気でお稽古もできて、その空気感のまま今日を迎えることができたのではないかなと思います。この舞台『コジコジ』を日本中の、世界中の人たちに観てもらえるよう、千秋楽までがんばります!」と挨拶。共演者たちからも合いの手が入るなど、カンパニーの団結力も垣間見えた。
舞台『コジコジ』は、8月21日(水)から8月25日(日)まで東京・CBGKシブゲキ!!にて上演。
【公式サイト】http://stage-of-cojicoji.com
【公式Twitter】@cojicoji_stage
(C)️さくらももこ(C)️舞台コジコジ製作委員会
(文・写真/オフィシャル提供、編集/エンタステージ編集部)