リバイバルでも舞台少女は日々進化中! 少女☆歌劇『レヴュースタァライト -The LIVE-#2 revival』レポート

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2019年7月12日(金)に千葉・舞浜アンフィシアターにて、少女☆歌劇『レヴュースタァライト -The LIVE-#2 revival』が開幕した。ミュージカルとアニメーションで紡ぐ“二層展開式少女歌劇”と銘打つ本プロジェクトは、メインキャラクターたちを声優、舞台女優、アイドルと様々なジャンルで活躍する9名が演じ、舞台とテレビアニメも同じキャストが務めるミュージカル×アニメの新感覚ライブエンターテインメント。その初日前に公開ゲネプロと囲み会見が行われ、小山百代、三森すずこ、富田麻帆、佐藤日向、岩田陽葵、小泉萌香、相羽あいな、伊藤彩沙(※生田輝はゲネプロのみ出演)が登壇した。

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この舞台シリーズは、1部をスタァを目指す“スタァライト九九組”9人の舞台少女による物語を描くミュージカル、2部をペンライトを振って舞台少女たちと一緒に盛り上がるライブステージという2.5次元ミュージカル&ライブとなっており、2017年9月の初演から2018年1月に上演した再演、そして同年10月の#2上演と好評を博した。今回は#2 Transitionの再演となる。

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初日を迎えた愛城華恋役の小山は「初日となるこの日のちょうど1年前がテレビアニメ第1話の放送日でした。私たち9人にとっても一つの記念日でもある日に再演の初日を迎えられて嬉しいです」と心境を明かすと、「脚本は前回と同じですが(ステージ上では)まったく同じじゃないと感じております。新たな舞浜アンフィシアターでの幕開けが、キラめきがあふれて止まらない、そんな4日間になると思います」と期待を寄せた。

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今回の劇場となる舞浜アンフィシアターでの再演について、小山は「前回のステージよりもはるかに横幅も縦幅も広くなっておりまして、舞台少女たちの走る量が99倍になっています(笑)」とはにかむと、神楽ひかり役の三森も「今まで上演してきた劇場のどこよりも大きくて、しかも円形に近い特殊な形のステージなので、本当に違うものとして楽しめると思います」と見どころとして挙げた。

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西條クロディーヌ役の相羽も「再演ですが、すべてがスケールアップしています。私たちだけじゃなくて、いろいろなスタッフの皆さんも本当に汗水垂らしている舞台です。照明や音響など舞浜アンフィシアターだからこそという演出がたくさんあるので、ぜひ生で体感してください」と呼びかけた。

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舞浜アンフィシアターで初めて観たのが三森のライブだったと明かした花柳香子役の伊藤は「まさかこうやって“スタァライト九九組”として三森さんとステージに立てるとは」と感慨深い表情を見せると、「場当たりでも、一瞬ごとに、そしてシーンごとに絵になり、光も音もセットもすごく大迫力です」とアピールした。

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初日となる7月12日が、演じる大場ななの誕生日だった小泉は「私にとっても、ななちゃんにとっても記念すべき1日になると思います」と笑顔見せた。アニメで何度も同じ時を繰り返し、同じ舞台の再演を希望していた大場ななにちなみ、「ななちゃんの気持ちを踏まえて、私は前に進みたいという思いがありますので、再演ですが劇場も違って演出も変わるので、気持ちは変わらずに新しい未来に進みながら公演をやっていきたいです」と意気込んだ。

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星見純那役の佐藤は「#2初演の時は19歳だった私が20歳になって初めてやるものなので、そういうものを体力勝負でがんばっていきたいです」と意気込み、「円形に近いステージでどの角度からも違った感覚で演劇がすごく楽しめます。現在再放送中のアニメ第1話に出てくる地下劇場・トワイライトシアターとすごく似た形のステージとなっています」とアニメとのリンクを挙げると、露崎まひるを演じる岩田も「アニメにも出てきたトワイライトシアターがそのまま目の前で体感できるような演出・作品になっています」と同調した。

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キャストたちがそれぞれ見どころと語る舞浜アンフィシアターは、張り出し舞台が半円形のオープンステージとなっており、そのステージ中央には円形リフトとその周りの回転盆、天井には円形トラスなど様々な機構を備えた豪華な劇場。すり鉢状の客席との一体感が生み出される空間の中で、その機構を駆使した数々の演出が行われ、円形トラスの吊物ライトやステージ上のレーザーなどの照明がミュージカルシーンや第2部のライブをさらに盛り上げてくれる。まさしく別作品とも思える上演となっている。

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聖翔音楽学園“スタァライト九九組”の9人だけでなく、交流プログラムで聖翔音楽学園に訪れ、レヴューに挑む青嵐総合芸術院の柳小春(七木奏音)、南風涼(佃井皆美)、穂波氷雨(門山葉子)の3人、大人組として物語を引っ張る聖翔の教師・走駝紗羽(椎名へきる)と青嵐の教師・八雲響子(小林由佳)といった魅力的なキャラクターが初演より引き続き登場。

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全キャストが女性ということについて、天堂真矢役の富田は「女性キャストだけでこんなに迫力が出るのかというぐらい私たちはすごく頑張って動いています。会場が広くなり、体を動かす大きさもさらに大きくなっています。「舞浜アンフィシアターで! 女の子だけなのに! こんなに輝いている!!」と思って頂けると思います(笑)」と力強くアピールし、会場の笑いを誘った。

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新たな演出を迎え、舞浜アンフィシアターでのリバイバルでも舞台少女は日々進化中の本作。三森は「キャストとスタッフの絆も#1の初演と再演よりも、#2の初演よりも深まって、さらに一致団結しています」とさらなる進化を語り、小山は「本当に私たちはスタァライトのことが大好きで、今日から足を運ん皆さんもスタァライト愛にあふれた方たちだと思いますので、舞浜アンフィシアターをたくさんの愛ときらめきで埋め尽くして、最後までケガなく乗り切りたいと思います」と会見を締めた。

少女☆歌劇『レヴュースタァライト -The LIVE-#2 revival』は、7月15日(月・祝)まで千葉・舞浜アンフィシアターにて上演。

(C)Project Revue Starlight

(取材・文/櫻井宏充、写真/オフィシャル提供)

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この記事を書いた人

演劇、海外ドラマ、映画、音楽などをマルチに扱うエンタメライター。エンタステージ立ち上げからライターとして参加し、小劇場から大劇場のストレートプレイにミュージカル、2.5次元、海外戯曲など幅広いジャンルにおいて演劇作品の魅力を日々お伝えしています!

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