2019年6月から7月にかけて上演される舞台『黒白珠(こくびゃくじゅ)』より、ティザービジュアルと追加キャストが発表された。本作は、青木豪が書き下ろし、河原雅彦が演出を手掛ける新作公演。1990年代の長崎を舞台に、同じ刻に生を受けた双子の兄弟が、家族を愛しながらも愛に飢え、さながら聖書のカインとアベルのように、葛藤とすれ違いの中で紡がれてゆく人間ドラマを描く。
双子の兄役には松下優也、双子の弟役には平間壮一。公開されたビジュアルでは、黒いスーツに身を包んだ松下と白いスーツ姿の平間が、背中を合わせ、こちらに向けていわくありげな視線を送っている。
また、松下と平間に加え、清水くるみ、植本純米、村井國夫、高橋惠子、風間杜夫の出演がすでに発表されていたが、新たに追加キャストとして平田敦子、青谷優衣の参加が発表された。
舞台『黒白珠』は、6月7日(金)から6月23日(日)まで東京・Bunkamura シアターコクーンにて上演される。その後、兵庫、愛知、長崎、久留米を巡演。日程の詳細は、以下のとおり。
【東京公演】6月7日(金)~6月23日(日) Bunkamura シアターコクーン
【兵庫公演】6月28日(金)~6月30日(日) 兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
【愛知公演】7月6日(土)・7月7日(日) 刈谷市総合文化センター アイリス 大ホール
【長崎公演】7月10日(水) 長崎ブリックホール
【久留米公演】7月13日(土)・7月14日(日) 久留米シティプラザ ザ・グランドホール
なお、cubit club(キューブメルマガ会員)にて全公演の主催者最速先行チケット予約を3月18日(月)12:00まで受付中。その後、各プレイガイド先行を経て、4月21日(日)に東京の一般チケット発売開始。
【あらすじ】
1994年、長崎。信谷大地(風間杜夫)は、真珠の加工・販売会社を経営していた。長男の勇(松下優也)は高校卒業後、職を転々とし、大地を心配させていた。勇には花苗(清水くるみ)という恋人がいる。勇の双子の弟・光(平間壮一)は、大学に進学するために東京に出ていた。光に大地は期待を寄せていた。
勇は、周囲から叔父に似ていると度々言われることから、いつの頃からか、自分の出自にある疑念を抱き始める。
勇と光は、母・純子(高橋惠子)のことをほとんど知らない。まだ二人が幼い頃、母は叔父と不倫の末、駆け落ちし信谷家を出て行ったらしいが、その後の消息は聞かされていなかった。
出自へ疑念を抱えた勇。そして、ある出来事から母と再会することになった光・・・。
封印された家族の物語が、不協和音を立てがら動き出し、衝撃の真実を解き明かすパンドラの箱が、今開かれる――。
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