2019年6月に、「ちょっと今から仕事やめてくる」が舞台化する。「ちょっと今から仕事やめてくる」は、第21回電撃小説大賞メディアワークス文庫賞を受賞した北川恵海のベストセラー小説。2017年5月には映画化も果たしている。
描かれるのは、「ブラック企業」「長時間労働」「パワハラ」などの社会問題を通して、実社会の真っ只中で必死に生きている若者たちにとって大切な、生きることの“意味”や“素晴らしさ”。脚本は巧みな台詞運びとユーモアにあふれた人間ドラマの作り手として定評のある劇団oneor8の田村孝裕、演出は深作健太が手掛ける。
W主演は、TV『仮面ライダーエグゼイド』で主演デビューを果たした「男劇団 青山表参道X」の飯島寛騎と鈴木勝吾。ブラック企業で働く若手社員・青山役を飯島、彼の前に“幼馴染”として現れるヤマモト役を鈴木が演じる。さらに五十嵐役として中島早貴、岩井役として葉山昴、尾高役として田中健が出演。
【あらすじ】
青山隆(飯島)は、ブラック企業で働く若手社員。学生時代、同級生の岩井(葉山)と一緒に語り合った理想の社会人生活とは程遠く、仕事のノルマの厳しさや部長の尾高(田中)から叱責される毎日だった。そんな青山にとって営業成績が常に優秀な五十嵐(中島)は唯一尊敬する先輩であった。ある日、青山は疲労のあまり駅のホームで意識を失い、危く電車にはねられそうになってしまう。そんな青山を救ったのは、幼馴染みのヤマモト(鈴木)と名乗る男。だが、青山には彼の記憶がまったくなかった。大阪弁でいつでも爽やかな笑顔をみせる謎の男、ヤマモトと出会ってからというもの、青山は本来の明るさを取り戻し、大きな成果を上げるチャンスもめぐってきた。そんなある日、青山がヤマモトについて調べると、出てきたのは3年前に激務で鬱になり、自殺した男のニュース。ニュースに出ていた男はまさしくヤマモトだった。ではあのヤマモトと名乗る男は、一体誰なのか・・・?
『ちょっと今から仕事やめてくる』は、6月13日(木)から6月23日(日)まで東京・CBGKシブゲキ!にて上演される。チケットは、3月中旬より一般発売開始予定。