体内活劇『はたらく細胞』白血球役の和田雅成「お客様と楽しく学ぶ」

当ページには広告が含まれています

人間の体内にあるおよそ37兆個の細胞たちを擬人化し、人間の生命を維持するために働く姿を描いた人気コミックスを舞台化した、体内活劇『はたらく細胞』が2018年11月16日(金)に開幕した。初日前には囲み会見と公開ゲネプロが行われ、会見には和田雅成、七木奏音、君沢ユウキ、馬場良馬が登壇した。

体内活劇『はたらく細胞』舞台写真_9

白血球(好中球)役の和田は「ついに初日を迎えます。お客様と一緒に『はたらく細胞』の世界を作り上げたいと思っています」と挨拶。自身の役どころについて「白血球は、雑菌などを見つけた時にはすごい形相をしますが、ちょっとした天然さがあるんです。そこがかわいらしい部分だと思うので、そこが僕のかわいさとマッチすればいいなと思います」と笑顔を見せた。

体内活劇『はたらく細胞』舞台写真_10

赤血球役の七木は初日を目前に「すごく楽しみにしています」と思いを語り、「赤血球は酸素を運ぶことが仕事です。私が演じる赤血球はとにかく迷子になるので、そのおかしな感じを精一杯出せたらいいなと思っています」と意気込んだ。

体内活劇『はたらく細胞』舞台写真_11

キラーT細胞役の君沢は「細菌を発見し次第、2秒で殺すという役。パワフル全開でがんばります!」と自身の役柄について説明。本作の見どころにアクションをあげ「とにかく戦います。演出のきだつよしさんと殺陣師の六本木康弘さんがこだわって作ってくださったシーンがたくさんあります。いろんな種類の戦いを楽しみにしていてください」とアピールした。

体内活劇『はたらく細胞』舞台写真_18

ド派手な衣装で登場した、肺炎球菌役の馬場は「僕は別の仕事で1年間ヒーローをやっていましたので、その時の知識を存分に活かして、今回の肺炎球菌という“かませ犬”をがんばっていきたいです」とニヤリ。「怪人だったり悪役ができるのは役者冥利につきるので、存分に楽しんでやりたいと思います。皆さんと一緒に一公演一公演作っていくので、白血球を倒しにいきましょう(笑)!」と呼びかけた。

稽古場でのエピソードについて話が及ぶと、君沢は「血小板役の子どもたちが、最初は緊張してましたが、途中からそれも解けて一緒に腹筋をし出したりしてくれました。気になっちゃって、こっそり『(出演者の中で)誰が好きなの?』って聞いたら、その子はマーシー(和田)って」と話し、和田は「やった~!」と大喜び。

本作は、客席も含めた劇場全体を“体内”に見立て、細胞となった観客も巻き込んださまざまな演出も魅力の一つだが、和田は「ウィルスチームがその場で、お客様に合わせた掛け合いをします。僕たちも楽しみにしてます」とその一部を明かしてくれた。

最後に、和田は「僕は、今回『楽しく学べる』をテーマにあげています。分かりやすくこの作品を届けよう、という思いで脚本の川尻恵太さんも演出のきださんも作ってくださったので、僕たちはそこをしっかり体現して、お客様と一緒に楽しんで学んでいたらなと思います」とコメントし、会見を締めくくった。

010782_06

ちなみに、原作ファン・アニメファンにはおなじみの「レセプター」もしっかりと再現されており、会見では和田が「しっかりおったてていきます!」と実演してみせる場面もあった。

【あらすじ】
人間の体内におよそ37兆個あると言われている細胞たち。
白血球、赤血球、血小板、マクロファージ、記憶細胞、キラーT細胞、NK細胞、B細胞、マスト細胞etc・・・。
私たちの生命維持のために酸素を運んだり、体内に入ってきた細菌・ウィルス・異物には徹底抗戦!そんな彼らには知られざるドラマがあって・・・。

「キラーT細胞」たちによる前説からユーモアたっぷりに見せてくれた本作。全編を通し、笑いがバランスよく盛り込まれた印象を受けた。白血球のとぼけた姿、キラーT細胞たちのイキきった熱さ、そして黄色ブドウ球菌(冨田翔)たちの強すぎるアクと、笑いとともに強いインパクトを残すキャラクターが魅力的で観客を飽きさせない。

それぞれの細胞たちの役割もその都度紹介され、会見で和田が話した通り「勉強になる」舞台でもある。人間にとっては小さな擦り傷も、細胞たちにとっては大騒動。「生きていること」の素晴らしさを実感させてくれる舞台だった。

体内活劇『はたらく細胞』舞台写真_8

体内活劇『はたらく細胞』舞台写真_30

体内活劇『はたらく細胞』は11月16日(金)から11月25日(日)まで、東京・シアター1010で上演。また本公演はGyao!ストアにて千秋楽のライブ配信・アンコール配信と、Blu-ray/DVDの発売が決定している。詳細は以下のとおり。

◆体内活劇『はたらく細胞』千秋楽ライブ配信
【日時】11月25日(日)15:30開演
【販売金額】2,700円(税込)

◆体内活劇『はたらく細胞』千秋楽アンコール配信
【日時】11月29日(木)12:00~12月4日(火)23:59まで
【販売金額】2,700円(税込)
※視聴期間:購入から5日間
※ライブ配信購入者は11月29日(木)12:00~12月4日(火)11:59まで追加料金なしで視聴可能

【GYAO!特設サイト】https://gyao.yahoo.co.jp/special/25stage/

◆体内活劇『はたらく細胞』Blu-ray&DVD
【発売日】2019年3月27日(水)
【価格】Blu-ray:9,800円+税、DVD:8,800円+税
【仕様】完全生産限定版:三方背、デジケース
【特典】サービス残業(アフタートーク)3公演分の模様を収録するほか、バックステージ映像、メイキングなどを特典DVDに収録予定
【封入特典】特製ブックレット

※特典DVDがさらにもう一枚ついた「アニメイト限定セット」も発売
【アニメイト限定版価格】Blu-ray:10,300円+税、DVD:9,300円+税

【店舗別購入特典】
アナザーカットブロマイド4枚セット
アニメイト:白血球・マクロファージ・B細胞・血小板
ANPLEX+:赤血球・一般細胞・ヘルパーT細胞・制御制T細胞
Amazon(【Amazon.co.jp限定】商品のみ対象):化膿レンサ球菌・インフルエンザウイルス感染細胞・肺炎球菌・黄色ブドウ球菌
HMV:キラーT細胞・樹状細胞・ナイーブT細胞・NK細胞

【舞台公式HP】https://hataraku-saibou.com/butai/
【公式Twitter】@saibou_butai

(C)清水茜/講談社・体内活劇「はたらく細胞」プロジェクト 2018

(取材・文・撮影/嶋田真己)

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

エンタステージは、演劇初心者からツウまで、演劇に関する情報、ニュースを提供するサイトです。サイトを訪れたユーザーの皆さんが、情報をさらに周囲に広めたり、気になる作品や人物などを調べたり・・・と、演劇をもっと楽しんでいただける情報を発信していきたいと思います。

目次