大竹しのぶがフランスを代表するシャンソン歌手で2018年10月1日(月)に亡くなったシャルル・アズナヴール氏の逝去に際し、コメントを発表した。
シャルル氏はパリ生まれ。1946年に「愛の讃歌」で知られるフランスのシャンソン歌手エディット・ピアフに認められたことから、世界中に名を馳せるようになった。2018年春の叙勲で、日本における音楽分野の発展並びに音楽・映画を通じた日本・フランス間の交流強化、及び友好親善に寄与したとして、旭日小綬章を受章している。
大竹は9月17日(月・祝)に行われたシャルル氏の来日コンサートを鑑賞。終演後に面会した際、シャルル氏は11月4日(日)から上演される大竹主演の舞台『ピアフ』のチラシを手にして「(ピアフに)似ていると思ったんだ」と感嘆していたという。また、シャルル氏は8月27日(月)放送の「徹子の部屋」で「まさにふさわしい!しのぶ、あなたは日本で最初のピアフだ」と大竹がピアフ役を演じることについて、ビデオメッセージを通じて送っていた。
大竹は「いったい誰がこれが最後のステージだと想像したでしょうか!それほど澄んだ歌声とエネルギーに溢れるステージでした。そして何よりお客様を楽しませようとする愛に溢れていました。ステージは、僕のお城とおっしゃっていたように最後までお城で楽しみ、私達に、愛を与えてくださったシャルルさんを、心から尊敬します。ご冥福をお祈りしております。ありがとうございました。」とシャルル氏との突然の別れを嘆いた。