WOWOWにて2018年1月12日（金）より、枢やなの人気ダークファンタジーコミック「黒執事」をもとにした劇場版アニメ初放送に加え、ＴＶアニメとOVA、ミュージカル作品が一挙放送される。ミュージカルは、昨年11月に副音声解説付きで放送された「～NOAH’S ARK CIRCUS～」に、古川雄大、玉城裕規、三津谷亮、輝馬のインタビューを合わせた拡大版を初出し。
インタビューは、副音声の収録後に行われ、副音声の感想や改めて作品を振返りながら再会を楽しむように行われた。古川は「約1年経って改めて観て、そんなに経ってる気がしないですね。それだけ濃い時間を過ごした仲間だって感じがしました」と振り返る。
また、「スタッフさんが作品を愛してくれていて“ここ美味しいな”というのを分かっているからこそ、カメラで抜けるシーンがあったので、感謝ですね」と、放送版だからこその見どころを挙げた。
すでに副音声を聞いた方はお分かりだと思うが、“泣いてしまった事件”があったと言う三津谷。「キャラクターと共に生きた時間が、自分の私生活にも影響していたんだなと改めて観て思いました」とコメント。
また、話は最後にセバスチャンが言う「･･･だから、人間っておもしろいんですよね」という台詞をどう捉えているかにも及んだ。
玉城は「副音声でも言ったと思うんだけど、僕の場合は、サーカス団にどうしても感情移入しちゃいます。端から見たらサーカス団がやっていることは悪いことなのかもしれないけれど、中で演じていると仕方ないと思うっていう気持ちが強い。だから、近しい人のことが大事なのかなって思います」、三津谷は「今を生きるために必死だったから、その選択しかなかったのかなと。そこでシエルの『間違ってないよ』という一言に、ちょっと救われたなとは思ったんですよ。結果、僕らは強く生きようと思ったけど、弱かったんだって感じましたね」とそれぞれの考えを明かす。
役柄が人間ではない“死神”である輝馬は「普通、（物語では）死ぬ瞬間とか死ぬ前を濃くするじゃない？でも、この作品はそれをいともあっさりやるから、それが逆に怖い。淡々としているから怖い。それが、お客さんにとっての一つの魅力になっていると思いますね。人間の命ってこんな簡単に終わるんだぞと、リアルに分かるというか、変に作りすぎていない怖さがある」と熱弁。
台詞を言った古川自身は「この作品のテーマ的なものでもあると思うのですが、悪魔が人間の世界を見ることによって、人間の愚かさが浮き彫りになっていき、そこから這い上がっていく人間がおもしろく映っているのかなと。“悪魔より人間の方が悪魔っぽい”ということを、セバスチャンは言ってるんだろうなと思います」と語っていた。インタビューでは、このほかにも深い質問も投げかけられ、4人が作品にまつわる様々なトークを繰り広げている。ぜひ、放送をお楽しみに。
一挙放送ではミュージカルに加え、原作の「豪華客船編」をアニメ化し、死者蘇生実験が行なわれているという噂を追って豪華客船に乗り込んだシエルとセバスチャンの闘いを描いた劇場版「黒執事 Book of the Atlantic」を中心に、原作の「ノアの方舟サーカス編」をもとにしたTVアニメシリーズ「黒執事 Book of Circus」全10話、OVA「黒執事 Book of Murder」全2話などが放送される。
放送スケジュールは、以下のとおり。
1月12日（金）深夜0：00 WOWOWライブ
ミュージカル「黒執事」～NOAH’S ARK CIRCUS～【拡大版】
古川雄大×玉城裕規×三津谷亮×輝馬 副音声解説＆インタビュー付
1月13日（土）深夜0：00 WOWOWプライム
「黒執事 Book of Circus」（全10話）
「黒執事 Book of Murder」（上巻・下巻）
1月14日（日）午後8：00 WOWOWプライム
劇場版「黒執事 Book of the Atlantic」
なお、ミュージカル「黒執事」シリーズ最新作、『ミュージカル「黒執事」-Tango on the Campania-』が上演中。日程の詳細は、以下のとおり。
【東京公演】2017年12月31日（日）～2018年1月14日（日） TBS赤坂ACTシアター
【兵庫公演】2018年1月19日（金）～1月22日（月） 神戸国際会館こくさいホール
【愛知公演】2018年1月26日（金）～1月28日（日） 江南市民文化会館
【石川公演】2018年2月3 日（土）・2月4日（日） 本多の森ホール
【福岡公演】2018年2月10日（土）～2月12日（月・休） 久留米シティプラザ
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