俳優の植原卓也、平間壮一、水田航生。公私共に交友のある同世代の3人によって、毎月配信されている人気WEB番組「3LDK」(動画メディア「ストラボ東京」内)が、スタジオを飛び出し、ニューヨークへ!その模様を収めたDVDとカレンダーが、2017年12月9日(土)に発売された。これを記念し、発売日当日には東京・渋谷 HMV&BOOKS TOKYO 7F イベントスペースにてお渡し会を実施。イベント前に行われた取材会で、3人は撮影秘話などを語った。
カレンダー「2018 CALENDAR BOX」は、「もしも3LDKで暮らしていたら?」をテーマにニューヨークで撮影された写真を全53カット詰め込んだ週めくりカレンダー。マンハッタンの街並みや地下鉄、パブ、アパートメントなど様々なシチュエーションで、3人が見せる飾らない笑顔やじゃれあう姿が収められている。
DVD「3LDK in NEW YORK」では、約1週間に渡るNEW YORKでの共同生活にカメラが密着し。ミュージカルの本場で3人が見つけた「未来像」に迫るほか、リアルな生活風景の「自撮り映像」や、カレンダー撮影のメイキング映像などがたっぷり収録。
ニューヨークでの撮影は、今年の春頃行われたそうで、植原は「カレンダーもDVDも、すごくかっこいいものが出来ました。でも、(番組を配信していて)こんなことになるとは」と。思いもよらなかったと語った。
水田も「3人だけのカレンダー、DVDなんて、もしかしたら最初で最後かもしれないし、それをニューヨークで撮れたというのは、僕らの人生においても大きかった気がします」と語るなど、それぞれ思い入れがぎゅっと詰まっていることをうかがわせた。
10代の頃からの付き合いで、互いをよく知るが故に、共同生活を「懐かしかったです」と振り返った平間。3人の関係性について「たっくんが仕切り役、俺自由、航生が・・・オチ?」と分析すると、水田は「俺、オチ(笑)?!」と驚いていたが、植原が「航生は3人の中だとわりと弟ポジションになるんですけど、いざという時、一番大人だったりするんですよ。その時々で、三者三様変わりますね」と、とても良いバランスの関係性であることを感じさせた。
ニューヨーク滞在中、いろいろと“事件”も起こっていたという。まず、植原は「ニューヨークは、日本に比べて圧倒的にトイレが少ないんですよ。撮影の合間に・・・、水田さんに“限界”がきちゃって(笑)」と暴露。すると、「マンハッタンの街を全速力で走りましたよ。スタバを探しました。これまでで一番緊張しないで(スタバに)入れましたね」という水田だったが、撮影の合間だったこともあり、スタバに着いた頃には濃い目のアイラインが汗で流れ落ち、いろいろと大変なことになっていたそう。そんな一大事を「現地の皆さんにひかれた感じがしました」と、さわやかな笑顔で振り返る水田。ちなみに、「あんな航生は見たことがない(笑)」という植原と平間は、水田がマンハッタンの街を爆走する様子をムービーに収めたという。
事件はこれだけでは終わらない。もう一つ、平間が暴露したのは“洗濯機ぶち壊し事件”。これも、水田が起こしてしまった事件だそうで「コインランドリーみたいなところで、カードを入れる部分にコインを入れ続けてしまったんですよ。たぶん、一機ダメにしてしまいました」。
植原は「航生、日本ではそんなことないのに、なんで海外に行くとおバカになっちゃうのかな?」と首をひねっていたが、「テンパっちゃうんでしょうね~。でも、その時に掃除のお兄ちゃんが助けてくれて、すごく仲良くなりました。初めてできた外国の友達です」と、とても前向きな水田だった。
さらに、ニューヨークの稽古場を訪れた時のことを思い出し、植原は「挨拶の最後に、思わず“ファイティン”と言ってしまって。かっこよく言いたいと思っただけなんですけど、アメリカでこれを言うと“戦え”って意味ですからね。皆さん『え?』って顔になってました。やっちゃったな~・・・。このシーン、DVDに入ってるんですよ。心からカットして欲しかった(笑)」と苦笑い。
また平間は、自身二回目の渡米で、英語をもっと話したい!と思った瞬間があったようで、「タイムズスクエアから、住んでいたところまで歩いて帰ろうという話になって。結構な距離だったんだけど、ひたすらがんばる壮ちゃんがめっちゃかわいかった」と植原。「持続してる?」と植原に問われた平間は、「うん。今も、目に入るものを英語にしてみる、みたいなことを続けているよ」と答えていた。
続いて、それぞれのお気に入りショットについて。植原が選んだのは、ブルックリンブリッジで撮った一枚。カレンダー表紙のアザーカットでもあるこの一枚について、植原は「日本ではない、ニューヨーク感を実感できる一枚になっていると思います」と、お気に入りポイントを挙げた。
平間が選んだのは、バーのトイレで撮影された一枚で、「ライブハウスと一体になっているバーで、ここでいろんなことが行われてきたんだろうなという空気感がつまっていると思います。・・・この3人の感じ、好きなんだよな~」としみじみコメント。
水田は、休憩中に撮られた何気ない一枚をピックアップ。「このトワイライト感がすごく好きです。よく見ると、皆普通に携帯いじってたりするんですよ。そういうふとした瞬間を切り取った感じがいいなと。素の感じもありつつ、スタイリッシュで、夕方トワイライトな感じが・・・」という水田の説明に、植原は思わず「夕方トワイライトって、曲のタイトルみたいだね(笑)」とツッコんでいた。
終始、仲良さげに視線を交えながら、楽しい話をしてくれた3人。それぞれ忙しい一年を送ってきたが、「3LDK」が始まったことで平間は「(番組を通じ)近況を毎月1回話せることで、また作品に向き合える。そういう“帰る場所”があることが、大きかった気がします」と語る。10月に行われたイベントでは「3人でハモるようになってる!」といった実感もあったと口にした。
2018年に向け、やってみたいことについては「3月にもう一度イベントをやらせていただくので、そこでもチャレンジを」(水田)、「ゆくゆくは、それぞれがキャストとして、一つの作品に参加すしてみたいです」(植原)、「目標とすべきものが今の自分とはかけ離れたところにあるので、いろんなことを考えながら研究していきたいです」(平間)。
中でも、植原は2018年に30歳を迎える。「考えてしまってはいるんですけど、あまり気にせず、ナチュラルにいるのがいいのかなと思います。地球ゴージャス『ZEROTOPIA』の公演中に30歳を迎えるので、作品の中で自分というものを見つめて、役と向き合っていけたらいいなと思います」と、目標を掲げていた。
取材会後、3人はカレンダーとDVDを渡しながら、駆けつけた多くのファンと交流し、日頃の感謝を伝えていた。なお、イベントは12月11日(月)に神戸・HMV三宮VIVRE イベントスペースでも開催。
現在、平間は劇団☆新感線『髑髏城の七人』Season 月<上弦の月>、水田は『スマートモテリーマン講座』2017に出演中。植原も、年末から「ミュージカル『黒執事』-Tango on the Campania-」への出演を控える。さらに、年明けには平間がシアタークリエ10周年記念コンサート『TENTH』、植原・水田が来春より地球ゴージャスプロデュース公演 Vol.15『ZEROTOPIA』への出演が予定されている。これからも、三者三様の活躍に注目だ。
<商品概要>
◆3LDK 2018 CALENDAR BOX
【仕様】週めぐりカレンダー(B5サイズ、全27枚、表裏両面印刷、壁掛け・卓上兼用ケース入り)/ラバーキーホルダー/トートバッグ/スペシャルBOX(外箱)
【価格】4,167円+税 (税込4,500円)
◆「3LDK in NEW YORK」DVD
【価格】4,167円+税(税込4,500円)
【品番】GTCG-0682
【発売・販売元】株式会社アミューズ
(取材・文・撮影/エンタステージ編集部)