劇団☆新感線『髑髏城の七人』Season月、＜下弦の月＞まもなくスタート！宮野真守「未知の体験です！」

2017年11月24日2024年8月9日

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劇団☆新感線初の試みとなるWチーム制を導入した『髑髏城の七人』Season月。2017年11月23日（木・祝）に開幕を迎えた＜上弦の月＞に続き、＜下弦の月＞が11月25日（土）に初日を迎える。3月末に誕生した360°客席が回転する新劇場「IHIステージアラウンド東京」で、“花・鳥・風”とキャスト、演出を変えながらロングラン公演を行ってきた本作。“Season月”では、Wチーム制の導入に加え、これまで女性が演じてきた“沙霧”役を“霧丸”役に変更し、変化を投じる。

＜下弦の月＞の捨之介役を演じるのは、声優・俳優として多彩な活躍を見せる宮野真守。宮野は、これが劇団☆新感線初参加となる。このほか、天魔王役を鈴木拡樹、蘭兵衛役を廣瀬智紀、兵庫役を木村了、霧丸役を松岡広大、極楽太夫役を羽野晶紀、狸穴二郎衛門役を千葉哲也が務める。

開幕にあたり、主演の宮野から届いたコメントを紹介。

◆宮野真守（＜下弦の月＞捨之介役）

――初参加となる劇団☆新感線公演、稽古を経て、今のご心境は？

とてもワクワクしています。稽古場にいる時から「これが、あの劇団☆新感線か！」と、度肝を抜かれる瞬間がたくさんありました。舞台のセットもそうですし、小道具の仕掛けだったり、いのうえさんの演出のド派手さ、さらには、きめ細やかさ･･･。感動と共に、正直、最初はついていくので精一杯でしたが、今は稽古を経て、自分の中での『髑髏城の七人』、自分たちにしか出来ない『髑髏城の七人』への、確かな手応えがあります。まだ本番は始まっていないので、その手応えが、実際、舞台の上でどう花開くのか･･･ワクワクと緊張でいっぱいです。

――捨之介という役柄を演じる上で、感じることや刺激を受けていることはありますか？

憧れの役ですし、今までそうそうたる皆様が演じてこられた「捨之介」。そこに今、自分がチャレンジ出来ているという事実に、感謝しかありません。今までの『髑髏城の七人』も観させていただき、「捨之介」という男の魅力を、これでもかと見せてもらいました。それぞれの役者の皆様で、違う印象もありつつ、捨之介の生き様、色気、けれん味、憂い、悲しみ、漢気、たくさんの素敵なものを感じさせていただきました。僕も、僕なりの「捨之介」に今、真っ直ぐ突き進んでいます。それには、＜上弦の月＞の福士蒼汰くんの存在もすごく大きくて。彼のキラキラと光る輝きを、ずっとそばで見せていただいたからこそ、僕の「捨之介」もあると思うんです。僕らは“Season月”として、皆で力を合わせ臨んでいます。

――実際に、ステージアラウンドの舞台に立ったご感想は？

すごい！すごい！もーーーほんっとにすごい！未知の体験です！こんな劇場、味わったことない！スケールが大きすぎて、演じてるこちらも、本当にアトラクション感覚がある（笑）。舞台稽古中から、楽しくて楽しくて仕方なかったです。「あー、楽しい、あー楽しい」ってうわ言のようにずっと言ってました。スケールが大きいというだけでなく、本当に世界観に入り込めるんです。『髑髏城の七人』の世界が、本当にそこに存在している･･･。本番がワクワクです！

――今作の見どころ、また＜上弦の月＞＜下弦の月＞それぞれのチームの魅力を教えてください。

中島かずきさんがおっしゃっていた「若気の至り」が、やはり“Season月”の特徴だと思います。どこまでも真っ直ぐな「捨之介」、そして仲間たち。しかしながら、稽古を進めて行き、本番直前の今、＜上弦の月＞＜下弦の月＞それぞれの色合いが現れてきて、「若気の至り」だけではない「何か」が確実に出てきています。＜上弦の月＞が放つ眩いばかりの輝きは、観る人すべてを魅了すると思いますし、＜下弦の月＞は「家族」のような「繋がり」を今は大切にしています。これからまた感じ得るものは変わってくるかもしれませんが、自分たちの出来る表現に、真っ直ぐ進んでいきたいと思っています。

――公演を楽しみにしている皆様へ、メッセージをお願いします。

兎にも角にも、ここまでやってまいりました。ついに幕が開けます。初めての劇場だったり、初めての舞台だったり、そして作品、役者それぞれに未知の体験がたくさんある今回の『髑髏城の七人』。僕たちは走り出します！自分たちには何が出来るのか･･･今は楽しみで仕方ないんです。一公演一公演、全力で我々の「生き様」を貫き通します！自分たちが楽しんでステージに立ちつつ、やはりすべては観に来てくださるお客様に心の底から楽しんでもらうため･･･！ぜひとも、僕らと一緒に、最高の時間を過ごしましょう！劇場でお待ちしております。

＜上弦の月＞の出演は、福士蒼汰、早乙女太一、三浦翔平、須賀健太、平間壮一、高田聖子、渡辺いっけい、ほか。