2017年8月11日(金・祝)に東京・日本青年館ホールにて、學蘭歌劇『帝一の國』―大海帝祭―が開幕した。古屋兎丸の漫画「帝一の國」(集英社)を原作とする學蘭歌劇『帝一の國』は、2014年4月から2016年3月までかけ全3部作として舞台化。型破りで独特な世界観で強烈なインパクトを残し、惜しまれつつ幕を下ろした。
その千秋楽で、気持ちが高ぶるあまり「ライヴとか、観たいですかー!?」と口走ってしまったことをきっかけに、演出を手掛けてきた小林顕作が、強く願い、小さな徳を積み続けたことで、棚ボタ的についに叶った、この學蘭歌劇『帝一の國』―大海帝祭―。
感動の【最終章】から約1年、主人公・赤場帝一役を務める木村了を筆頭に、舞台3作品に出演したキャストたちが再集結し、劇中でお送りしてきた楽曲をふんだんに盛り込んだ“大海帝祭(ライヴ)”届ける。シリーズ最後の最後、これが本当の最後!3日間だけの、夢のようなお祭りで、彼らは一体どんな夏の思い出を残してくれるのか。
開國にあたり、原作の古屋、構成・演出・音楽の小林、主人公・赤場帝一役の木村より、コメントが届いている。
◆古屋兎丸(原作)
昨年、學蘭歌劇『帝一の國』が【最終章】を迎え、僕自身、カンパニーのメンバーたちと共に駆け抜け、 一緒に作り上げてきたと思っていたので、「この人たちとお別れか」と、本当に寂しく思いました。そして、このライヴが決まった時は、単純に、また皆に会える!という思いと、また顕作さんワールドが観れる!という喜びがありました。今回も稽古を拝見しましたが、皆舞台と変わらず、表情や仕草などそれぞれの役柄を想ってしっかり演じてくれているので、根底に流れる『帝一の國』のスピリットはそのままで、本当にキャラクタ―達の“お祭り”を見ているような、そんな気になっています。こうして舞台が終わった後も、このメンバーに会いたいと思って皆さんが足を運んでくださるということに感謝していますし、僕も皆さんと同じようにこの「大海帝祭」が楽しみでなりません。自分が出る日以外は、全公演客席から観たいと思っています。一緒に楽しみましょう!
◆小林顕作(構成・演出・音楽)
いよいよ學蘭歌劇『帝一の國』―大海帝祭―!開催となります。不思議なもので、芝居を創っているときは、ああ、いっそのことライヴだったら、曲やってイェーイ!曲やってイェーイ!つって、歌って踊れば時は過ぎるのになあと楽観視してたのですが、いざライヴの練習に入ると、ここのフリはこうじゃなかったとか、ああじゃなかったとか、ここ、僕何番に立つんですか!とか、左手じゃなくて右手!右手!何回やったらフリが合うんだよー!この導線じゃぶつかるでしょ?ねえ、ぶつかるよねえ!おい!竜がいねえぞ!いるわ!ここにいるわ!って、ギクシャクギクシャク。MC誰がしゃべるんだよ !おれやだよ、おれだってやだよ!あーやだやだ!いっそのこと、芝居だったらしゃべる内容決まってるし、楽なのになぁ~となるんですね。とても楽しみにしております。ご期待くださいませ!
◆木村了(赤場帝一役)
ついに開幕でございます!【第一章】から【最終章】までご覧になった方はもちろんのこと、初めてご覧になる方でも楽しめるLIVEです!そう!LIVEなのです!常に発想の斜め上をパワープレイで乗り切ってきた「帝一の國」が発想の斜め上をさらに斜めにしたパワーLIVE!!何を言ってるんだろう?と思う事でしょう。ですが!観てもらえたらすべて分かります!この数年間で一番の思い出をあなたにお届け。共に楽しみましょう!
學蘭歌劇『帝一の國』―大海帝祭―は、8月11日(金・祝)から8月13日(日)まで、東京・日本青年館ホールにて開催。
なお、この公演の模様をWOWOWが独占生中継する。生中継が行われるのは、8月13日(日)17:30開演の千秋楽公演。詳細は、下記HPよりご確認を。
【WOWOWHP】wowow.bs/teiichi
また、學蘭歌劇『帝一の國』ヒット・パレード ソングトラックの配信限定版も、好評配信中(iTunes、レコチョク、mora、google、Spotifyほか)。この配信限定版には、アルバム購入者限定でCD未収録の海帝高校一年生が歌う「一年生メドレー」がボーナストラックとして収録されている。
さらに「大海帝祭」開國を記念し、JOYSOUNDにて舞台映像付きカラオケをも配信されている。公演と合わせて、こちらも楽しもう。
【対象機種】JOYSOUND MAX2、JOYSOUND MAX、JOYSOUND f1
<舞台映像付きカラオケ>
・ぼくにだってわかっている
・海帝高校校歌
<舞台映像付きカラオケ(ボーカル入り)>
・ぼくにだってわかっている
・Let me fly
・海帝高校校歌
※ボーカル入り映像は1年間の限定配信
(C)古屋兎丸/集英社