シェリル・バークと高橋大輔のW主演を務める『LOVE ON THE FLOOR 2017』の開幕が、迫ってきた。高橋は、4月にLAで稽古を行い、5月末に再び訪問。最終稽古に臨む高橋の表情を捉えたレポートが届いたので、ご紹介しよう。
ダンサーたちの圧巻の仕上がりを観た高橋の顔に、少しの緊張が走る中、4月に覚えた「Singin’ in The Rain」の振りから稽古はスタート。出だしは、少し身体の動きが鈍い感じもしたが、曲に合わせて踊りだすと、だんだん気持ちが乗ってきた様子。遅れを取り戻すべく、必死で稽古する高橋に、ダンスキャプテンのジェイムズが快く教えてくれていた。観ていると、高橋が、前回参加したいと思っていたナンバーに挑戦出来ている喜びを噛み締めながら、一つずつ大事にステップを踏んでいるのがよく分かった。
そして、フラメンコの稽古。今回の稽古は、高橋にとってさらなる高みに上がるための「挑戦」だ。前回、「高橋自身がどこまで出来るか分からなかった」という振付師たちが、新たな挑戦として提案してきたダンスは“フラメンコで語られる愛”。思いの深さ、迫力、そして情熱・・・。
「出来る」と言ってくれる人がいるから、やってみる。「無理、無理」なんて言っている暇もないまま、稽古は続いていく。「本当に本当に難しくて、スケートでも滑らずにきたのに・・・ここで、まさかの陸で・・・やることになるなんて思ってもみなかった」と語った高橋。それでも、一人黙々と鏡に向かいステップを踏む姿は、まさに雄叫びをあげる雄牛に向かう闘牛士のようだ。
振付師たちが、さらなる高みに上がるための挑戦だという今回の『LOTF』は、昨年よりも観客を興奮の渦に巻き込むこと間違いない。よりパワーアップし、より魅力的になったLOTFで、さらに磨きがかかった高橋の姿に期待したい。
なお、6月9日(金)23:00より放送予定の「A-Studio」(TBSテレビ)では、高橋自身が『LOVE ON THE FLOOR 2017』について語っているとのこと。こちらもお見逃しなく。
木下グループ presents『LOVE ON THE FLOOR 2017』は、6月16日(金)から6月25日(日)まで東京・東急シアターオーブにて上演される。
※高橋大輔の「高」はハシゴ高が正式表記