少女漫画の金字塔『王家の紋章』再演いよいよ開幕!浦井健治「キャロルとメンフィスのラブ度が上がっている」

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1976年から今なお連載が続く、少女漫画の金字塔「王家の紋章」。2016年8月に初めてミュージカル化されると、チケットは即日完売、公演初日に再演が発表されるという熱狂ぶりで話題を呼んだ。その、ファン待望となる再演が2017年4月8日(土)からついに始まる。4月7日(金)には、稽古真っ只中の、浦井健治、新妻聖子、宮澤佐江が囲み取材に応じ、見どころを語った。

本作は、古代エジプトの王・メンフィスと現代の少女・キャロルが紡ぐ、3000年の時を超えた愛の物語。初演時に引き続き、メンフィス役を浦井、キャロル役を新妻と宮澤(Wキャスト)、イズミル役を宮野真守と平方元基(Wキャスト)、ライアン役を伊礼彼方、アイシス役を濱田めぐみ、イムホテップ役を山口祐一郎が務める。また、『エリザベート』『モーツァルト』など名作ミュージカルを多数手がけた巨匠シルヴェスター・リーヴァイによる音楽も初演時に話題を集めたが、再演ではさらに新曲が追加され、一層磨き上げられた「王家」の世界が広がる。

『王家の紋章』_宮澤佐江 .jpg

浦井は「このメンバーとスタッフさん、オーケストラの絆がものすごく深いものになっていて、原作ファンの方も、ミュージカルファンの方も楽しんでいただける作品になったと思います」と再演に向けての思いを語る。一方で新妻は「今回は、丁寧に稽古できたという手応えがあります。より良い作品になっていると思う」と自信をのぞかせ、宮澤は「また帝国劇場に立てるのが夢のようでうれしいので、その気持ちを思い切りキャロルとして生かしていきたい」と意気込んだ。

『王家の紋章』_新妻聖子.jpg

再演にあたっては、荻田浩一による演出や、舞台装置・衣装などもさらにバージョンアップされているというが、原作の大ファンだという新妻は「胸キュンポイントがたくさんあります。再演では、あるシーンがカットされたり、あるシーンが付け加えてあったりと、変更もあります。でも、私が個人的に一番好きなセリフが盛り込まれているんです!」と熱く語った。また「今回から、メンフィスさまの(ウィッグの)毛質が変わったんです!マンガで描かれている奇跡のキューティクルがより再現されています。再演に向けてより良いニューウィッグが投入されています」と、ファンならではの視点でパワーアップしたポイントを語った。

『王家の紋章』_浦井健治.jpg

さらに、物語の最後には新曲が2曲歌われるという。そのため、ラストも初演時とは演出が変わるそうで、浦井は「よりハッピーエンド感があると思います。演出の荻田さんはキャロルとメンフィスのラブ度が上がっていると話していましたので、それも感じてもらえると思う」と明かした。そして、最後に浦井は「新生といっても過言ではないミュージカルです。“王族”の皆さまにも楽しんでいただけるような作品を目指していきたいと思っています」とアピールした。

『王家の紋章』_浦井健治&新妻聖子&宮澤佐江_2

ミュージカル『王家の紋章』は、4月8日(土)から5月7日(日)まで東京・帝国劇場にて、5月13日(土)から5月31日(水)まで大阪・梅田芸術劇場にて上演される。

(取材・文・撮影/嶋田真己)

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