フランス劇作家ジャン・アヌイによる傑作悲劇『アンチゴーヌ』が、2016年の浅利慶太プロデュース公演4作目として、12月7日(水)から12月11日(日)まで東京・自由劇場にて上演されることが発表された。同劇場での『アンチゴーヌ』の上演は、約10年ぶりとなる。
ギリシャ悲劇で名高いオイディプス王の娘・アンチゴーヌを主人公に、彼女とその叔父・クレオンの対立を描いた本作。古典劇の姿を借りながら、不条理な現実に対する痛烈な批判が込められた名作だ。
出演は、野村玲子(アンチゴーヌ役)、山口嘉三(クレオン役)、松本博之(エモン役)、坂本里咲(イスメーヌ役)、齊藤奈々江(ユーリディス役)ほか。(※都合により、変更となる場合あり)
浅利慶太プロデュース公演『アンチゴーヌ』は、2016年12月7日(水)から12月11日(日)まで、東京・自由劇場にて上演される。約10年ぶりとなる自由劇場での復活をお見逃しなく!
【ストーリー】
テーベの国ではオイディプス王の死後、二人の息子が争って共に倒れた。王に即位したクレオンは、良き兄エテオクルには盛大な葬儀を行い、弟ポリニスは反逆者として埋葬を禁じ、これを破った者は死刑に処すと命じた。だが、兄を思うアンチゴーヌはポリニスの亡骸に土をかけ、捕らえられる。姪で息子の婚約者でもあるアンチゴーヌを救いたいクレオンだが、死を覚悟した彼女の意志は固い。そこで、クレオンは二人の兄にまつわる隠された真実を告げる…。