2016年11月1日（火）に東京・CBGKシブゲキ!!にて『ハンサム落語 第八幕』が開幕した。本作は、俳優が二人一組で魅せる新型“掛け合い落語”として、2013年から続く人気シリーズ。初日前には、今回の出演者である磯貝龍虎、植田圭輔、平野良、宮下雄也、西山丈也、吉田友一、林明寛、小笠原健、碕理人が囲み会見に登壇した（この他、米原幸佑も出演）。
一幕から出演をし続けている平野は「今回もいろんなケミストリーが起こるんじゃないかなと思っております。これからも続けていきたい演目なので、観に来てくださる方と楽しい空間を作っていけたらなと」と意気込んだ。
同じく、本作常連の宮下も「最初は（自分自身も）落語に馴染みがなかったんですが、続けていくうちに、落語そのものにも興味を持って観に行くようになりました。師匠によって見せ方が違うように、ハンサム落語でしか出せない味が濃くなってきたんじゃないかなと思います。これからも続くよう、誠心誠意がんばりたいです」と続けた。
『ハンサム落語』は、TOKYO MX／MX1で放送されていたTV番組『ブタイモン』の中で『ハンサム落語アワー』として隔週で放送されていた。その平野、宮下に加えレギュラーメンバーとして活躍していた磯貝と植田は、初日に行われる「ブタイモン ハンサム落語アワーSP」公演のみの参加となる。
磯貝は「1回しか出演しないんですが、誠心誠意がんばります。皆さんのおかげで第八幕までくることができました。これからも応援よろしくお願いいたします」と挨拶。植田も「『ハンサム落語アワー』を通していろいろなところで（『ハンサム落語』を）宣伝をしてきたので、舞台として帰ってきた公演に“これは参加しなければ･･･！”と意気込んでまいりました。1日しか出演できないからこそ、一生懸命やらせていただければと思います」と作品への愛を感じさせた。
そして、TV番組にも助っ人として出演していた西山は、第七幕に続いての出演。「一部の共演者から『お前はハンサムなのか？』と言われていたんですけど（笑）。今回も参加させていただけたので、世の皆様にもちょっとはハンサムとして認めていただけたのかなと･･･」とコメントすると「自分で言っちゃうんかい（笑）！」と周囲からツッコミを受けていた。
こちらも、第七幕から続けて出演する碕は「2回目の参加ですが、組み合わせは平野くん以外全員はじめまして。最年少ですが、一生懸命がんばっていきたいと思います」と笑顔を見せた。
そして、今回が初参加となる小笠原は「渋谷は僕の聖地。しっかり先輩たちといい感じにジョイフルして、結果を残して今後も呼んでもらえるようにがんばりたいです！」を息巻く。そんな小笠原と組む回が多い林は「大先輩に続いて、小笠原健という刺客がやってきましたよ。よろしくね！」と、会見からすでに積極的に絡んでいた。
初期メンバーであり、第五幕以来の参加となる吉田は「個人的にも落語が好きで、暇があれば寄席に通ったりもしているんです。この公演には久しぶりの参加なので、挑戦者の気持ち。落語の掟でふるまって、芝居の自由さで遊ぶのがこの公演の最大の魅力だと思うので、そこを楽しんでいただけたら嬉しいなと思います」と本作の魅力を語った。なお、宮下は「久しぶりに友一さんが戻ってくると知った時、ジャンプして喜んだ」と再びの共演を心待ちにしていたとのこと。
最後に、平野は「一幕の頃は手探りでしたが、『ハンサム落語』に触れたことがあるというお客様も増えてきました。（八幕まで続いたのは）回を重ねるごとに、観てくださる方と僕たちが成長して、その場でしか作れない空間を大切に積み上げてきた結果なのかなと。これからも、しっかりと誠意を込めて『ハンサム落語』をお届けできればと思っております」とシリーズを愛するファンへの感謝と未来への期待を語っていた。
会見の中では「幕を重ねるごとに役者の方が演出家（なるせゆうせい）よりも強くなってきた（笑）」という話も飛び出していたが、囲み会見後の場当たりでは、その言葉どおり“もっとこうした方が伝わりやすいんじゃないか”などと、積極的に意見を出し合う姿も見られた。
今回の演目は「花見酒」「猫の忠信」「品川心中」「しじみ売り」（演目順は未定、1日のみ一部演目変更あり）。果たして、今回はどんな一期一会の物語を展開されるのだろうか･･･？ぜひ、劇場で体験してほしい。
『ハンサム落語 第八幕』は、11月1日（火）から11月6日（日）まで東京・CBGKシブゲキ!!にて、11月11日（金）から11月13日（日）まで大阪・テイジンホールにて上演。
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