アメリカの作家ダニエル・キイスの小説を原作としたミュージカル『アルジャーノンに花束を』が、2017年3月に矢田悠祐主演で上演されることが決定した。本作は、2006年に日本で初演され主演の浦井健治が第31回菊田一夫演劇賞を受賞、2014年にも浦井主演で再演された。キイスの生誕90周年にあたる2017年春、キャストを一新しての再々演を迎える。
矢田にとって、これが自身初の主演作となる。本作のプロデューサー・栫ヒロは、「その声を偶然に耳にした瞬間、チャーリーのキャラクターは彼しかいないと確信しました。あの素晴らしい数々の楽曲が持つ魅力を、改めて多くの人たちに伝えるためには、神が授けしほどの珠玉の声と歌唱力を持つ人材でなければならないのです」と矢田の歌声を絶賛。
出演にあたり、矢田からコメントが届いている。
◆矢田悠祐(チャーリィ・ゴードン役)
この度、ミュージカル『アルジャーノンに花束を』で初主演をさせていただくことになりました。この作品はミュージカル『王家の紋章』でもご一緒させていただいた、浦井健治さんが以前に主演されていた作品です。ミュージカル『王家の紋章』で浦井さんの座長としての姿を間近で見ることができて、座長とはこういう存在でいなければいけないのだな、と勉強させていただきました。主演という初めての立場、そして素敵な作品としてすでに世に知れ渡っているものを演じるということで、プレッシャーはありますが、良い意味でのプレッシャーになっていると思います。自分をネクストステージに持っていくために、精進して臨みます。
出演者には矢田のほか、蒼乃夕妃、皆本麻帆、吉田萌美、小林遼介、和田泰右、長澤風海、戸井勝海、水夏希という実力派が新キャストとして集結する。
ミュージカル『アルジャーノンに花束を』は2017年3月2日(木)から3月12日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場にて、3月16日(木)に兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホールにて上演される。