2016年8月に上演される歌謡倶楽部『艶漢』。原作は尚 月地の人気コミック「艶漢」(新書館、「WINGS」連載)で、3月から4月にかけて浪漫活劇譚『艶漢』として初舞台化され、大きな注目を集めた。そんな話題作がこの夏、趣向を変え“歌謡倶楽部”として新たに上演される。公演に先駆け、全キャストのキャラクタービジュアルが公開された。合わせて、撮影時の出演者コメントが届いている。
◆櫻井圭登(吉原詩郎役)
原作の尚 月地先生が舞台の『艶漢』を愛してくださっていて、また先生の作品を舞台としてやらせていただくだけで感動です。僕ももっと『艶漢』を愛して、さらにこの作品を世の中に広げていきたいです!
初演が終わって、周りからは「楽しかった!なかなかいい身体してるね!」と褒めてもらいましたが、共演の皆さんが本当にすごくて、もっとがんばらなきゃと思いました。
ビジュアル撮影で、前回とは違うテイストの新しい『艶漢』をお届け出来ると感じたので、本当に楽しみにしております。稽古はこれからですが、前回以上に掘り下げた詩郎を皆さんにお見せ出来ればと思っております。
◆末原拓馬【おぼんろ】(山田光路郎役)
撮影に来るまでは、ちゃんと光路郎に戻れるか心配だったんですけど、眉を描いてもらい、髪を整えたらパツンと変われました。以前よりも、光路郎っぽさや崩しどころが自分の中でわかるから、撮影もすごく楽しくて、現場に悪だくみ感が漂っているのがとてもおもしろかった(笑)。
(前回の公演について)自分は、この作品はとにかく元気になってもらう場所だという印象が強かったです。少しでも幸せになろうと思っている人たちの物語だったから、今回の“歌う”ことも圧倒的なエネルギーを持つ気がします。それを“光路郎”でやることで何倍にも出来て、魔法のMP(マジックポイント・魔力量)をもらった気持ちでやれるなと思っていて楽しみにしております。短い期間ではあるけど、とにかく楽しみに来てください。元気の原風景になれることを、俺は目指そうと思っています。
◆三上俊(吉原安里役)
久しぶりに安里のメイクをしてもらって撮影に臨みましたが、ちょっと布の面積が多いなと(笑)。撮影は2パターンしました。一つはタキシードで、あまり舞台では見せていない安里の表情が撮れたのではないかな。もう一つはなんと言いますか・・・とてもハードな衣装を着せていただきまして。“浪漫活劇譚”の安里が、自分の中に少しずつ蘇ってきました。今から本番に向けて、もっと安里を蘇らせていきたいなと思っております。
前回、一番反響があったのは身体でした。「どう鍛えたんですか?」と聞かれましたが、それは安里を見て、こうならなければならないと思えば何とかなるもので。とにかく8月に向けてまた絞って、しっかりと安里を再現したいと思っています。そして、安里の感情や生き方を持った上で、歌ったり踊ったりのエンターテインメントショーにしていきたいですね。安里として、生きて存在したいと思いますのでご期待ください。
◆田上真里奈(六口役)
六口は、自分にとってこれまでに演じたことのない新しい役でした。とても好きな役なので、今日もメイクをして衣装を着たらすぐに六口になれました!今でも私の中に六口が色濃く残っているようです。衣装は素敵な黒いドレスを着たんですけど、あんなに大人っぽい格好は初めて(笑)。すごく嬉しいです。彼女には感謝しています。
“歌謡倶楽部”ということで、私も歌って踊るのでしょうか?まだ何をするかは秘密ですが、世界観だけでもすばらしい、芯のある作品です。一度芝居を作っているので、上辺だけでない『艶漢』の世界をお届け出来るのではないかと思っています。そこは安心してください。新しい挑戦ですが、きっと素敵な公演になることでしょう!観に来てください!
◆小槙まこ(山田アグリ役)
『艶漢』の世界に戻ってこられて嬉しいです。今回のアグリちゃんの衣装もとても素敵です。黒いドレスともう一つ、普段は着ることのない、人生で初めてする恰好だったので、女の子になった気分です。女の子なんですけど(笑)。すごく楽しかったです!“浪漫活劇譚”とは違う“歌謡倶楽部”ですが、原作を元にどう表現していくのか、歌やダンス、芝居が入るので楽しくやっていきたいと思います。また新しいアグリちゃんに出会える予感がします、楽しみにしていてください。
◆羽場涼介(荒上三郎太役)
家を出る時から・・・いや1週間前から(撮影を)すごく楽しみにしていました!スタジオに到着して皆さんの顔を拝見したら、実家に帰ってきたような温かさみたいなのがあって、緊張もしましたけど本当に嬉しかったですね。“歌謡倶楽部”っていう言葉が、『艶漢』の世界観にマッチしていて素敵だなって思っています。僕自身、歌や踊りは好きなので、精一杯楽しめるようにがんばりたいです。そしてお客様にも、おもしろいだけでなく、明日への活力になるような、イマジネーション膨らむ作品作りのお手伝いが出来たらいいなと思っています。楽しみにしていてください。
◆堀越涼【花組芝居】(早乙女水彦役)
ビジュアル撮影は2回目で、今回は少しだけ心の余裕があった状態で来れて良かったです。先に撮影していた末原くんがすごい恰好だったので、何を着るんだろう・・・とドキドキでしたが、とてもオシャレな衣装で小道具もこだわりを持って用意してくださったので、着ていて楽しかったです。“歌謡倶楽部”で僕がどういう事になるのかはまだ秘密ですが、とにかく楽しんでいただけるように、言われたことはすべてやろうと思ってがんばります!
エンタステージでは、明日このビジュアル撮影時の密着レポートもお届けする予定。お楽しみに!
歌謡倶楽部『艶漢』は、8月19日(金)から8月21日(日)まで、東京・サンシャイン劇場にて上演される。チケットは、7月23日(土)12:00より一般発売開始。
(C)尚月地/新書館
(C)尚 月地・新書館/幻灯署活劇支部