向井理、3年ぶりの舞台で念願の蓬莱竜太と初タッグ!『星回帰線』10月上演決定

当ページには広告が含まれています

2016年10月に東京・東京芸術劇場 シアターウエストにて舞台『星回帰線』の上演が決定した。本作は、モダンスイマーズの蓬莱竜太が、休館前の現パルコ劇場最後の新作舞台『母と惑星について、および自転する女たちの記録』(演出・栗山民也)に続いて贈る書き下ろしで、今回は演出も蓬莱が手掛ける。主演は、かねてより蓬莱作品への出演を熱望していた向井理。向井の舞台出演は、2013年に上演された『小野寺の弟・小野寺の姉』以来約3年ぶりとなる。

この他、出演者には、奥貫薫、野波麻帆、高橋努、岩瀬亮、生越千晴、平田満とドラマや映画、舞台で幅広く活躍する実力派俳優が集まった。上演決定にあたり、向井と蓬莱からコメントが届いている。

◆向井理(主演)
年に1本は舞台をやりたいと思いながら、気がつけば前回から3年が経っていました。3年ぶりの舞台が、何年も前からずっと一緒にお仕事をしたいと話していた蓬莱さんの作・演出で叶うということで、自分にとっては本当に念願の舞台です。
蓬莱さんの作られる、日常の延長の中の会話で世界が動いていくのにどこか違和感があって、いつの間にか日常がゆるやかに破壊されて、また再生されていくような独特の世界観が面白くて、出来上がった作品からは、役者と演出家がしっかり組んで稽古を積み上げたことが伝わってくる土臭さというか・・・いつかこの世界の中に入ってみたいと思っていました。
今回、登場人物7人と決して多くはない出演者で、どういう世界を舞台上に作り、そして壊し、また新しい芽を出せるのか、僕自身もすごくわくわくしながら稽古に挑みますので、ぜひ劇場に足を運んで、確かめていただけたらと思います。

◆蓬莱竜太(作・演出)
キャスト陣は信頼出来る人しかいないので、とても楽しみです。東京では小劇場で演じてみたいという向井くんのチャレンジングな姿勢に僕も乗りました。
内容としては、なんでこんなところに来てしまったんだろうと、人間関係でどんどん大変なことになっていく「巻き込まれ型向井くん」をお届けしたいと思っています。滑稽だけど胸がヒリヒリするような舞台にします。

物語の舞台は、ある地方。かつての恩人に呼ばれ、その家を訪ねる三島(向井)。そこには、天体を観測しながら自給自足の生活を営む生活があった。美しい自然の中、社会に疲れた人たちとの共同生活。その場所が楽園に思えた三島は、彼らの中に溶け込み、受け入れられるが、そのことで施設の代表である恩人から嫉妬を受けることになる。次第にひずみは顕著となり、施設に集まる人間関係を複雑にしていく。いつの間にか、かつての恩人と対立することになる三島。何故こうなったのか。何故そうなるのか。留まることも、去ることも許されず、「人間」に巻かれていく・・・。

パルコ・プロデュース公演『星回帰線』は10月2日(日)から10月30日(日)まで東京・東京芸術劇場 シアターウエストにて上演される。その後、愛知、北海道、新潟、京都、広島、福岡、鹿児島で公演が行われる予定。
※10月1日(土)はプレビュー公演。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

エンタステージは、演劇初心者からツウまで、演劇に関する情報、ニュースを提供するサイトです。サイトを訪れたユーザーの皆さんが、情報をさらに周囲に広めたり、気になる作品や人物などを調べたり・・・と、演劇をもっと楽しんでいただける情報を発信していきたいと思います。

目次