2016年6月29日(水)、東京・AiiA 2.5 Theater Tokyoにて舞台「戦国無双」~四国遠征の章~が開幕した。本作は、コーエーテクモゲームスの大人気ゲーム「戦国無双」シリーズを舞台化したもので、昨年5月に上演された第1弾の舞台「戦国無双」~関ヶ原の章~から約1年ぶりの新作上演となる。初日前には公開ゲネプロと囲み会見が行われ、植田圭輔、秋元龍太朗、和田雅成、荒牧慶彦、猪野広樹、渡辺和貴が登壇した。
前作に続き石田三成役を演じ、今回主演を務める植田は「シリーズ第2弾ということで、前作で真田幸村役を演じた安西慎太郎から座長を引き継ぎ、新たなキャストも迎え、新しいカンパニーでスタートしました。シリーズ化の第2弾というものは難しいと自覚していますが、あまり難しいことを考えず、一生懸命やるに尽きるなと思い挑んでいます」と気を引き締めた。
同じく、前作に続き藤堂高虎役を演じる秋元は「作品と自分が演じるキャラクターに愛着がありますし、再び出演できることがすごく嬉しいです。(登場人物が)戦国武将ということで歴史を感じる作品ですし、友の死だとか、そういうものをしっかり胸に刻みながらキャスト全員で作っています。座長の植田くんに、とても頼もしい背中を見せてもらっているので、僕たちもそれに精一杯食らいついて、いいものを作ろうとがんばっています」と意気込んだ。
今回も大谷吉継を演じる和田も「この作品に出会って、自分の人生が大きく変わりました!大谷吉継として石田三成を支え、ともに歩んで、最後まで武将としての生き様を見せていきたいなと思っております。お客様の明日からの生きる気力や活力になっていけるように、千秋楽まで突っ走っていきたいと思います!」と熱くコメント。
また、小早川隆景役の荒牧、毛利元就役の猪野、長宗我部元親役の渡辺はシリーズ初登場となる。「小さい頃から“無双シリーズ”のゲームが大好きだった」と言う荒牧は、「その舞台に新キャラクターとして出演できることを本当に嬉しく思います。ずっと好きだった“無双シリーズ”の世界観の魅力を、一武将としてたくさんの方々に伝えたいと思っておりますので、ひと夏の思い出にしてもらえたら」と思い入れたっぷりの様子を見せた。
猪野は「熱く向かってくる相手の裏をどうかくか、毛利家らしい戦い方をしたいと思います。それを(小早川役の)まっきー(荒牧)さんと表現できるように“攻めて”いきたいです」、渡辺は「全員男性キャストで、とにかく熱い仲間が集まっております。その熱量を感じに舞台を観に来ていただければ!個人的には、長宗我部元親としての正義を貫いて、最後まで生き抜きたいと思います」と、それぞれの役柄へのこだわりを感じさせた。
最後に、植田が「演出の吉谷光太郎さんの一番の魅力は、美しい画(場面)や世界観。その裏には努力や汗があり、僕らだけでなくアンサンブルの皆さんも舞台裏を走り回って表現してくださっているので、観てくださるお客様に感じていただきたいです。美しさも泥くささも、武将それぞれの生き様として提示していけたらと思います。ぜひ観に来てください」と呼びかけ、会見を締めくくった。
舞台は1582年、織田信長が討たれた「本能寺の変」から始まる。ゲームでも人気の高い「中国の章」、「四国の章」の登場人物たちが、歴史に残る合戦の数々を骨太な物語とともに繰り広げる。演出を手掛ける吉谷の斬新な演出は、壮大な世界観を舞台の上に見事に再現。そしてなんといっても、ゲームのキャラクターたちとして生身の人間が発する熱量がすさまじい。戦乱の世を駆け抜けた男たちの生き様を、ぜひ劇場で感じてほしい。
舞台「戦国無双」~四国遠征の章~は、6月29日(水)から7月4日(月)まで東京・AiiA 2.5 Theater Tokyoにて上演。また、動画配信サービスニコニコ生放送にて千秋楽公演の模様が生放送されることも決定した。詳細は以下のとおり。
【配信日時】7月4日(月)17:00
【チケット発売期間】6月29日(水)19:00~7月11日(月)23:59
【タイムシフト期間】7月18日(月・祝)23:59まで
合わせてBlu-ray&DVDの発売も決定。本編+ボーナスディスクの2枚組で、特典映像としてバックステージ映像(稽古場、舞台裏)、千秋楽カーテンコールの模様などが収められる予定だ。Blu-ray(9,800円+税)、DVD(8,800円+税)で、ともに11月9日(水)に株式会社マーベラスより発売。