現在、東京・積水ハウスミュージカルシアター 四季劇場[夏]で絶賛上演中のディズニーミュージカル『リトルマーメイド』。その3周年を記念した特別カーテンコールが、2016年4月7日(木)に同劇場にて行われた。昨年行われた2周年記念のカーテンコールでも、雨にも関わらずたくさんの観客から拍手を送られていたが、今年は去年にも増して鳴り止まぬ喝采を受けていた。
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『リトルマーメイド』は、劇団四季創立60周年を飾る新作として2013年4月7日に開幕した。地上の世界に憧れる人魚姫アリエルが、人間の王子エリックに恋をするという世界的に有名なラブストーリーで、2008年にブロードウェイで初演され、2012年にはグレン・カサール演出のヨーロッパ版が誕生。劇団四季では、ヨーロッパ版をバージョンアップさせた“四季版”を、3年にわたり上演している。
3周年を記念する4月7日のカーテンコールでは、まず通常バージョンのカーテンコールが行われたのちに一度緞帳が下り、再び幕が開くと人魚の舞とともに「オーヴァチュア」の披露がスタート。音楽にあわせ観客が手拍子をし、場内は一体感に包まれた。
そんな中、キャストを代表し、エリック役の竹内一樹から「この3年、劇場に足をお運びいただいたお客様は、のべ114万人。『リトルマーメイド』を愛し、育んでくださったすべての皆様へ、出演者・スタッフ一同、心より御礼申し上げます」と口上が述べられ、『リトルマーメイド』が積み上げてきた歴史に随所から驚きの歓声が上がっていた。
また、カーテンコールの最後は、劇中のエンディングに登場するナンバー「フィナーレ」を、キャスト全員で合唱。これにスタンディングオベーションで応える観客。劇団四季が誇る舞台へと成長し、更なる進化を続けるであろう『リトルマーメイド』の感動と興奮が渦巻く中、鳴り止まないカーテンコールに何度も応え、終幕となった。
ミュージカル『リトルマーメイド』のチケットは、8月31日(水)公演分までを現在販売中。9月1日(木)から12月30日(金)の延長公演分は、5月15日(日)に一般販売が開始される。