2016年3月11日（金）に東京・よみうり大手町ホールにて、黒木瞳主演舞台『GURU（グル）になります。～平浅子と源麗華の一週間～』が開幕した。 本作は、人気放送作家オークラが脚本を手がけ、『しゃべくり007』や『月曜から夜ふかし』（日本テレビ系））の構成を担当している桜井慎一が企画、『しゃべくり007』（日本テレビ系）の川邊昭宏が初演出し、マルチアーティストとして多彩なシチュエーションで活躍中のラッキィ池田が振付を担当するという、バラエティに富んだスタッフが揃って創り上げた作品になっている。
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出演は、黒木のほか、映画『リィリィ・シュシュのすべて』で人気を博した忍成修吾、俳優集団D-BOYSの阿久津愼太郎、人気お笑いグループ東京03 など。黒木は、作中で華麗なタップダンスを披露。若手俳優、お笑いの男たちとともに、ノンストップバタバタハートフルコメディを繰り広げる。
【あらすじ】
平浅子はどこにでもいるバツイチ主婦。「最近、あの子が言うこと聞かない」「あの子の考えていることが分からないの」と 子供・ヒロミとの確執に頭を悩ませるものの、シングルマザーの毎日を平凡に暮らしている･･･ように見えて何か普通と少し違う！“夫以上に浅子を親身になって支える若者”、“浅子に翻弄される会社社長”、“浅子に気のあるダンスの先生」”、“頼りになる中年オネエ”･･･そして「源麗華」という誰もが知る国民的女優の存在。そんな個性的な人間に囲まれ、浅子はありえない騒動に巻き込まれていく。 これは、どこにでもいそうでどこにもいない主婦・平浅子の最も慌ただしい１週間のお話である―。
またこの公演の初日が3.11であることから、ロビーにて東日本大震災被災地へお客様のお気持ちをお届けするべく募金箱を設置させていただいております。
つきましては舞台写真と、初日公演後のカーテンコールにて行われた黒木瞳のご挨拶の内容をお届けいたしますので、是非御媒体にてお取り上げをご検討くださいますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。
初日を終えた黒木は、カーテンコールで「本日は初日の舞台を終える事ができ、誠にありがとうございました。緊張しましたが、温かく最後までご覧いただきました事、心より感謝申し上げます。今回はテレビ界の重鎮であります、日本テレビの川邊昭宏さんに演出をお願いしまして、テレビと舞台の融合という事で、斬新で面白い舞台になったと思います」と挨拶。
また、公演初日が3月11日であったことから、「5年前の3月11日は大阪で舞台を踏んでいました。その時、このまま舞台に立っていて良いのか、かなり悩みました。そんな時に野田秀樹さんの“日常の営みを消さないように、劇場の灯りも消してはいけない”という記事を読み、自分に出来ることはお客様に喜んでもらう事、そういう事をやって行かなければいけないんだと、心に刻んだのを今日思い出しました。自分に出来る事、復興に向けてまだまだ私たちがやらなければいけない事が沢山あり、忘れてはいけない日なんだと思いました。初日舞台ありがとうございました！」と、改めて舞台に立つ意気込みを語った。
今回、劇場では東日本大震災被災地への募金を募っている。黒木は「今回の舞台にお越し頂いたお客様には、パンフレットを無料でお配りしております。その代わりとして、会場に設置させて頂いています募金箱に、義援金をちょっとだけ入れていただけると嬉しく思います」と呼びかけた。義捐金については、千秋楽終了後に公式ホームページで金額、募金先などを報告するとのこと。
『GURU(グル)になります。～平浅子と源麗華の一週間～』は、2016年3月11日（金）から3月21日（月・祝）まで東京・よみうり大手町ホールにて上演。
撮影：石澤千絵子
