2016年1月14日(木)に東京・神保町花月にて舞台『硬派探偵~今が最高だと覚悟する~』の制作発表が行われ、出演するチョコレートプラネットの長田庄平と松尾駿、犬の心の押見泰憲、ヨーロッパ企画の石井剛太、諏訪雅、黒木正浩が登壇した(マンボウやしろはスケジュールの都合により欠席)。『硬派探偵』とは、京都を拠点に活動する劇団ヨーロッパ企画の黒木がライフワーク的に制作する自主映画で、これまでに3本の映画が作られている。今回、神保町花月がタッグを組んで、特別企画として舞台化されることとなった。
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ストーリーは、「大型爆弾で街を爆破する」という脅迫状が届くところから始まる。立ち向かうのは、依頼遂行率0%の探偵・剛田石男。巨悪に立ち向かう彼を、人は”硬派探偵”と呼ぶ。果たして爆破を阻止することはできるのか?!
黒木は、制作にあたり「(映画『硬派探偵』の)1作目を撮影していた頃、モラルのない人や理不尽なクレーマーに怒りを覚えていたんですが、今はなぜ増えていくのかなっていう疑問に変わりました。増えていく理由をずっと考えております」と、自身の考えを明かした。
ヨーロッパ企画の3人は、5年前にも同劇場の公演に出演している。チョコレートプラネット・松尾が「神保町花月では、同じメンバーでやることはあまりないんですけど、僕らからやりたいと声をかけさせて頂きました」と言うように、5年前に共演したチョコレートプラネットとマンボウやしろが熱烈に共演を希望し、今回の公演が実現した。
一緒に公演をできることを一同楽しみにしているようだが、現時点でまだ脚本が未完成という。さらに、映画3本の上映時間をすべて足しても1時間15分しかないことが判明し、押見からは「尺、足りますか?」と不安の声が!しかし、黒木は「5年前の舞台の台本も40分くらいだったんですけど、チョコプラのおふたりとやしろさんが広げてくれて80分になったんです。皆さんを信頼しているので」と飄々とした様子だった。
最後に、石田が「サブタイトルに”今が最高だと覚悟する”とあるように、今!今のこれが最高なので!ぜひ、劇場に観に来てください」と熱く呼びかけ、会見を終了した。
舞台『硬派探偵~今が最高だと覚悟する~』は、2016年2月2日(火)から2月6日(土)まで、東京・神保町花月にて上演。なお2月6日(土)の公演後には、映画版『硬派探偵』3作の上映会も行われる。