2013年に演劇集団キャラメルボックスがスプリングツアーで上演した『ナミヤ雑貨店の奇蹟』。累計100万部を突破した東野圭吾の同名小説「ナミヤ雑貨店の奇蹟」(角川書店)を初舞台化し、大好評を得た。今回、成井豊の脚本・演出はそのままに、キャストをほぼ一新、ネビュラプロジェクト&ぴあ&シアターBRAVA!のプロデュース公演として再び上演されることが決定した。
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◆あらすじ
敦也・翔太・幸平は、同じ養護施設で育った仲間。ある夜、ある家にコソ泥に入り、逃亡の途中で、廃屋になった雑貨店に逃げ込む。すると、表の方で微かな物音。シャッターの郵便口から、誰かが封筒を入れたのだ。中の便箋には、悩み事の相談が書かれていた。この雑貨店は、店主が生きていた頃、近隣の住人の悩み事の相談に答えていたのだ。三人はほんの遊び心から、返事を書いて、牛乳箱に入れる。すると、またシャッターの郵便口から封筒が。そこには、三人の返事に対する、さらなる質問が書かれていた。しかも、差出人は、数十年前の時代の人間らしい・・・。
ナミヤ雑貨店店主・浪矢雄治役にはドラマ『相棒』シリーズ(テレビ朝日)の伊丹刑事役で知られる川原和久。川原の舞台出演はが約4年振り。メインの泥棒三人組には、演劇集団キャラメルボックスの多田直人、『仮面ライダー鎧武』(テレビ朝日)の松田凌、『タンブリングvol.2』(2011年)やブロードウェイミュージカル『ピーターパン』(2014年)など舞台で活躍する鮎川太陽が演じる。また、重要なキャラクターである”歌手”役は、『レ・ミゼラブル』(2007年)『Endless SHOCK』(2015年)などの菊地美香が務める。
そのほかの出演は、鯨井康介、石橋徹郎(文学座)、大森美紀子、岡内美喜子、左東広之、小林春世、金城あさみ、近藤利紘(以上、演劇集団キャラメルボックス)など。
ネビュラプロジェクト&ぴあ&シアターBRAVA! presents『ナミヤ雑貨店の奇蹟』は、2016年4月21日(木)~5月1日(日)まで東京・Zeppブルーシアター六本木にて、5月6日(金)から5月8日(日)まで大阪・シアターBRAVA!にて上演される。