1985年の旗揚げされ、女性ファンを中心に絶大な支持を集めてきた劇団スタジオライフ。2015年には、創立30周年を迎えた。それを記念公演の第5弾として、2016年2月24日(水)から東京・シアターサンモールにて、萩尾望都作品連鎖公演『トーマの心臓』『訪問者』『湖畔にて-エーリク 十四と半分の年の夏』が上演される。
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スタジオライフでは、1996年2月に初めて『トーマの心臓』を舞台化して以来、萩尾作品に繰り返し取り組んでおり、劇団の歴史を語る上で欠かせない作品となっている。『トーマの心臓』はこれまでに6回の再演を重ね、『訪問者』は2回上演。2014年には、2作の後日談となる『湖畔にて-エーリク 十四と半分の年の夏』をイベントでリーディングとして上演されている。
連鎖公演が初めて行われたのは、2000年から2001年2月にかけて。一つの公演期間でニ作品を交互に上演するという形態で、『ト―マの心臓』と『訪問者』が連鎖上演された。この試みは、同一人物が登場しながらも独立した二つの世界を同時に追体験することができ、登場人物たちの心情、物語の世界へより深く導くことになり、劇団にとって多くのものをもたらしたという。
劇団の30周年、『ト―マの心臓』上演20周年を迎えるにあたり、再出発の意味と『ト―マの心臓』原作者である萩尾、作品を20年間愛してくれたファンに感謝の気持ちを込めて開催されるというこの連鎖公演を、お見逃しなく。
スタジオライフ創立30周年記念 第5弾 『ト―マの心臓』上演20周年 萩尾望都作品連鎖公演『ト―マの心臓』『訪問者』『湖畔にて-エーリク 十四と半分の年の夏』は、2016年2月24日(水)から3月13日(日)まで東京・シアターサンモールにて上演される。出演者、上演日程などの詳細は、劇団公式ホームページにてご確認を。