残酷歌劇『ライチ☆光クラブ』が、2015年12月18日(金)に東京・AiiA 2.5 Theater Tokyoにて幕を開けた。原作は、2006年に刊行された漫画「ライチ☆光クラブ」で、漫画家・古屋兎丸の最高傑作のひとつと言われている作品。2012年の舞台化では、原作の世界観を忠実に再現し大きな話題を呼び、翌2013年に再演を果たした。それから2年の時を経て、演出に河原雅彦を迎え、全く新しい“残酷歌劇”として、ついにそのベールを脱いだ。
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初日を迎え、演出の河原と主演の中村倫也からコメントが届いたのでお伝えしよう。
◆河原雅彦(演出)
いろんな意味で「なにもそこまで・・・」な舞台を作りたいと思い、渾身の力で「なにもそこまで・・・」の先を行く歌劇を作りました。すべてのキャスト・スタッフがギリギリの状態でお送りするライチ☆光クラブ。今年の最後にどうぞこれでもくらって新年をお迎え下さいませ。
◆中村倫也(主演・ゼラ役)
この1ヶ月、いや、稽古に入るずっと前から、この作品を面白いとか楽しいとかそういう既存の言葉の枠に囚われない“何か凄いもの”にしたいと考えていました。
しかしそれは実に険しい道で、いくつもの挑戦と失敗を繰り返しながら、僕たちは今日、初日を迎えます。そしていま、“何か圧倒的に凄いもの”が出来上がりつつあります。
原作ファンも、原作を知らない演劇ファンも、皆まとめて魅了できる力強い作品になりました。クリスマス色に染まる12月の渋谷で、ぜひ僕たちの闘争を目撃してください。
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残酷歌劇『ライチ☆光クラブ』は、2015年12月27日(日)まで、東京・AiiA 2.5 Theater Tokyoにて上演。大千秋楽公演は、全国の映画館にてライブ・ビューイング上映されることも決定している。
(C)古屋兎丸/ライチ☆光クラブ プロジェクト 2015