堤幸彦×中村勘九郎再び!『真田十勇士』再演&史上初の同時映画化決定

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豊臣と徳川の最後の決戦“大坂の陣”から400年となる2014年に上演された舞台『真田十勇士』が、再演されることが決定した。同時に、同作の映画化も発表となった。「舞台」と「映画」を同時期に上演、公開するというのは、史上初の試みとなる。舞台演出、映画とともに堤幸彦監督が手がけ、脚本は2014年の舞台と同じく、マキノノゾミが担当。壮大な世界観と濃い人間ドラマを劇場とスクリーンで描き上げる。

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今回の発表では、映画版のキャストが明らかにされた。主人公・猿飛佐助は、歌舞伎の世界に留まらず映画・ドラマ・CMなど幅広い分野への挑戦を続ける中村勘九郎が務める。佐助とともに真田十勇士を支える霧隠才蔵役には、映画『ピース・オブ・ケイク』や『劇場版 MOZU』で鮮烈な印象を残した松坂桃李。勘九郎と松坂は2014年の舞台でも同役を演じており、今作で再び共演を果たすことになる。また、佐助と才蔵の幼馴染で、女忍びとして二人を翻弄する火垂には、大島優子が決定。大島と堤は、『劇場版SPEC~結~』や、大島が連続ドラマ初主演を務めた『ヤメゴク~ヤクザやめて頂きます~』(2015年)に続き、これが3本目のタッグとなる。

気になる舞台版のキャストだが、佐助は映画と同じく中村勘九郎が務め、才蔵役と火垂役は後日発表予定とのこと。こちらも続報が入り次第、お知らせする。さらに、同作の小説版も刊行が予定されており、映画×舞台×小説というメディアミックス展開が行われる。

この『真田十勇士』プロジェクトの始動にあたり、堤からコメントが寄せられているので紹介しよう。

◆堤幸彦(監督)
稀に見る大スケールの時代劇『真田十勇士』は、2014年に私が演出した同名の舞台の映画化です。舞台公演の折りには、お客さんが大熱狂、盛り上がりに盛り上がりました。ぜひまた会おうと再会を誓い合った十勇士たちが、決意も新たに再演に向かって走り出したところに、映画化の企画が加わりまして、舞台と映画をほぼ同時に行うというものすごいイベントになることでしょう。
現在撮影中ですが、とにかくセットがすごい。監督の私すらセットの端から端まで全部見渡すことができないほどで、城の柱や梁を山から切り出して作った本格派、天井裏も作ってあって、そこを忍者が縦横無尽に走り回ります。ロケも広大な敷地を借りて行います。
主役は、ご存知、中村勘九郎さん。猿飛佐助をやらせたら、この人しかいないんじゃないかというほどのすごい身体能力で、舞台そして映画で縦横無尽に暴れ回ります。そして、松坂桃李くん。いまや、イケメンの代表格みたいになっている彼が、謎を秘めた忍者・霧隠才蔵を演じます。女忍者・火垂に大島優子さん。実は彼女はアクションが得意、今回、彼女のもてる力を全部出し切って闘ってくれるはずです。
また、すばらしい音楽やハリウッドに負けないCGをご用意している上、テーマソングも大物が決定しております。まさに盆暮れ正月がいっぺんに来たような、そんな娯楽大作に致しますので、どうぞご期待ください。

映画版『真田十勇士』は、2016年9月全国ロードショー。舞台版『真田十勇士』も、同じく2016年9月、東京・新国立劇場 中劇場にて上演される。このほか、神奈川公演、兵庫公演が予定されている。

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