竹中直人&生瀬勝久が4年ぶり再タッグ!舞台『ブロッケンの妖怪』開幕

当ページには広告が含まれています

舞台『ブロッケンの妖怪』が、2015年10月30日(金)、東京・シアター1010にて幕を開けた。本作は、竹中直人と生瀬勝久の4年ぶりにタッグを組み、女優として活躍の幅を広げる佐々木希が初舞台に挑むという話題作。初日前日には、同劇場で公開場面稽古と記者会見が行われ、竹中、生瀬、佐々木が登場した。

関連記事:『ブロッケンの妖怪』大貫勇輔インタビュー!「ゾクッとしながら、ウフフと笑っちゃうような舞台にしたい」

『ブロッケンの妖怪』竹中直人

生瀬は「全力でやるだけです。お客さんがどういう反応をしてくれるか…不安ですね」と口にし、竹中も「あ~、もうどうしよう!いつも(初日前は)この時が来たか!と緊張するんですけど」と、ベテランながら落ち着かない初日前の心境を明かした。一方、佐々木は「緊張もあるんですけど、しっかりしなきゃって気持ちの方が勝って」と初舞台ならではの緊張と期待をみなぎらせていた。

『ブロッケンの妖怪』生瀬勝久

佐々木について、生瀬は「初共演ですが、真面目な方。度胸があるな、と」と評し、竹中も「現れた瞬間、華がありますよね。(稽古でも)全然へこたれない」と絶賛した。ベテラン二人のお墨付きをもらい、佐々木は「皆さんについていかなければという気持ちでいっぱい」と恐縮しきり。

『ブロッケンの妖怪』佐々木希

稽古中は「生瀬さんは学校の先生のように、技術をたくさん教えてくださいました」という佐々木。生瀬が「先輩(竹中)は何を教えてくれたの?」と問いかけると、竹中はすかさず「僕は何にも。教えたのはメールアドレスぐらい」と先回りし、報道陣の笑いを誘った。改めて、佐々木は「竹中さんからは、感じていれば絶対いろんなものがついてくる!ということを教えて頂いた」と“Don’t think!Feel!”というブルース・リー好きな竹中流アドバイスを振り返り、実り多き稽古場の様子を垣間見せた。

『ブロッケンの妖怪』ゲネプロ

竹中と生瀬は、2011年の「竹生企画」第一弾『ヴィラ・グランデ 青山~返り討ちの日曜日~』で共演をしており、今回が約4年ぶりの共演となる。「僕は、竹中さんに憧れてこの世界に入りました。4年前に一度夢が叶っているので、今回は先輩にドンとぶつかっていきたいと思います」と意気込みを見せると、竹中は「怖いよ~、ほんとにドーンときますからね(笑)ものすごいエネルギーを持つ間口の広い方なので、僕も胸を借りるという感じ」と久しぶりの共演を楽しんでいるようだった。

関連記事:竹中直人×生瀬勝久 ホラーコメディ『ブロッケンの妖怪』 佐々木希初舞台!

『ブロッケンの妖怪』ゲネプロ

舞台は大きな洋館がぽつんと佇むだけの小さな孤島。そこへ絵本作家の打越(竹中)と担当編集者の黒柳(生瀬)、打越の恋人の桃(安藤聖)がやってくる。島では、洋館の女主人・虹子(高橋恵子)と、その娘・小真代(佐々木)らが一行を迎えるが、娘の小真代は何やらいわくありげ。その時、洋館の外に濃い霧がたち込め、まるでそこにもう一つの洋館があるような影が浮かび上がった。それは“ブロッケン現象”と呼ばれるもので―。
本作の作・演出を手がけるのは、会話の機微やズレを巧みに描くことを得意とする倉持裕。今回は、“ホラーコメディ”として個性豊かな人間模様を描く。

『ブロッケンの妖怪』ゲネプロ

「舞台というのは、お客さんに観て頂かないと成立しないもの。一生懸命作っておりますので、劇場へ是非足を運んでください」と生瀬。佐々木は「(舞台は)大変なものだと覚悟していたのですが、自分にとって得るものが本当に多くて。今までを観てきてくださったすべての方に観て頂きたいです」。そして最後、竹中からは「なんてたって佐々木希の初舞台!これは観ないと!!」と、3人それぞれメッセージで観客へ呼びかけ、会見を締めくくった。

霧に包まれた孤島で、何が起こるのか?!『ブロッケンの妖怪』は、2015年10月30日(金)から11月1日(日)まで東京・シアター1010にて、11月12日(水)から11月29日(日)まで東京・シアタークリエにて上演される。各公演の日程は、下記の通り。

10月30日(金)~11月1日(日) 東京・シアター1010
11月3日(火・祝) 広島・上野学園ホール
11月5日(木)~11月8日(日) 大阪・サンケイホールプリーゼ
11月9日(月) 静岡・富士ロゼシアター
11月12日(水)~11月29日(日) 東京・シアタークリエ
12月1日(火) 愛知・中日劇場
12月3日(木) 福岡・福岡市民会館
12月5日(土) 鹿児島・宝山ホール(鹿児島県文化センター)
12月6日(日) 鳥取・鳥取県立倉吉未来中心 大ホール
12月8日(火) 新潟・りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館 劇場
12月10日(木) 岩手・岩手県民会館
12月12日(土) 栃木・足利市民会館大ホール

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

エンタステージは、演劇初心者からツウまで、演劇に関する情報、ニュースを提供するサイトです。サイトを訪れたユーザーの皆さんが、情報をさらに周囲に広めたり、気になる作品や人物などを調べたり・・・と、演劇をもっと楽しんでいただける情報を発信していきたいと思います。

目次